霊幻道士・完結編 最後の霊戦

霊幻道士・完結編 最後の霊戦

原題 殭屍叔叔

製作 1988年

めぐちゃんの満足度 ★★★☆☆

 

劉觀偉(リッキー・ラウ)監督、人気ホラーコメディのキョンシーシリーズ第4弾です。
邦題では「完結編」と書かれていますが、シリーズはまだまだ続きます。

 

和尚(午馬)と弟子のチェンチェン(李麗珍)は、道士(陳友)と弟子のカーロウ(錢嘉樂)がいる隣の家に引っ越して来ます。
道士は和尚のことが気に入らず、嫌がらせをしてくる道士に対して和尚も仕返しをします。

 

ある日、皇子(何健威)の叔父だったキョンシー(張榮祥)を運ぶツル道士(鍾發)はキョンシーの浄化に使う糯米を分けてほしいと頼みにやって来ます。
皇族のキョンシーなので火葬するわけにはいかず、道士は糯米をツル道士に手渡します。

 

雨が降って来たので森にテントを張って一休みしようとするツル道士一行。
しかし雨で封印の墨が流れ、封印の縄が解かれて叔父キョンシーが目覚めます。
叔父キョンシーは次々と護衛やツル道士を襲い、皇子は叔父キョンシーに立ち向かいますが負傷し、側近のカラス丸(元華)は皇子を連れて逃げ出します。

 

カラス丸は皇子を連れて和尚の家へ助けを求めにやって来ます。
和尚とチェンチェンは傷ついた皇子を治療しますが、道士は皇子がキョンシーになる前に殺すべきだと言います。
道士と和尚は森へ向かい、キョンシーに攻撃されたツル道士を見つけますが、キョンシーになる前にツル道士は自ら命を絶ちます。

 

3人の護衛たちはキョンシー化し、和尚の家にやって来ます。
叔父キョンシーに攻撃されていたカラス丸もキョンシー化し、チェンチェンとカーロウは4体のキョンシーに襲われます。
カーロウは剣で2体のキョンシーを倒し、和尚と道士が駆けつけ、残り2体のキョンシーも倒します。

 

叔父キョンシーが現れ、道士と和尚は様々な武器を用いて立ち向かうと、叔父キョンシーは逃げて行きます。

 

カーロウは霊安部屋の床に水飴を塗ってキョンシーの足止めに使おうと考えます。
叔父キョンシーがやって来て逃げようとするカーロウたちですが、自分たちが水飴の床に足を取られてしまいます。
叔父キョンシーも水飴の床にはまり、動けなくなっている隙にカーロウとチェンチェンは皇子を連れて逃げ出します。

 

叔父キョンシーはしぶとく、剣も糯米も効かず、道士は神から与えられた力で叔父キョンシーを投げ飛ばしますが倒す決定打とはなりません。

 

道士は毒殺しようと考え、一同は叔父キョンシーをがんじがらめにして大量の毒と蛇を叔父キョンシーに飲ませると、叔父キョンシーは息絶えます。
キョンシー騒ぎは収まり、一件落着です。

 

今回は林正英(ラム・チェンイン)が出演しておりません。

 

悪くない作品だと思うのですが、前半のコメディシーンにちょっと時間を使い過ぎかなぁって思いました。
本編と関係ない演出が悪いというわけではなく、うまくハマれば福星シリーズのように楽しめると思うのですが、ちょっと間延びしていた感が否めません。

 

序盤でカーロが高い崖から川へ飛び込んでいるのはおそらくご本人だと思うのですが、あれ結構な高さだよ(゚Д゚;) 怖っ!
あとアンソニー・チャンが金魚鉢みたいな鉢に入った大量の油を飲むシーンがあるのですが、(実際は油ではないと思います…って、油だったら危険過ぎるわ!)本当に鉢に入った液体を飲み干していましたね。
凄いなぁ(゚Д゚;)
多分実際はお茶か何かだと思うんですよね。
でもあの量を一気に飲むの凄い…。

 

李麗珍(ロレッタ・リー)の日本語字幕での役名が「チンチン」となっていて、子供なら盛り上がること間違いなしの名前ですが、広東語の発音だと「チェンチェン」に近いです。
誤解を招く表現になってはいけないので、ここでは「チェンチェン」と記載させて頂きました(笑)

 

元華さんのオネエ役はなかなかハマってて面白かったです(*‘∀‘)
カーロウが仮病を使ってチェンチェンに人工呼吸させようとするシーンがあるのですが、カラス丸がカーロウに人工呼吸しちゃうんですよね(笑)
元華さんとキスするカーロはどんな気持ちだったんだろう…(;´∀`)

 

チェンチェンがキョンシー化した護衛から逃れるためにおさげを切るシーンがあるのですが、画面が切り替わるとおさげの長さが元に戻ってた(笑)

 

道士が神から与えられた力でムキムキの体に変身していましたが、単に空気で大きくなっているだけという(笑)
どんな原理だよ(笑)!!

 

DVD&BDのジャケットに「ジャンボキョンシー」って書いてあったけど、全然ジャンボではありませんでした(;・∀・)
何でこんなキャッチコピーにしたのでしょうか(^^;)??