ポリス・ストーリー2 九龍の眼

ポリス・ストーリー2 九龍の眼

原題 警察故事續集

製作 1988年

めぐちゃんの満足度 ★★★★★

 

ジャッキー・チェン主演のアクション映画、ポリス・ストーリー第2弾です。
前作を踏襲した正式な続編で、役者さんも続投されている方が多くて嬉しいです(*^^*)

 

麻薬シンジケートのボスであるチュウ(楚原)を逮捕して事件を解決した警察官のチェン(成龍)ですが、多額の損害を出し、制服警官へ異動させられてしまいます。
チェンが交通整備を行っているとチェンの恋人のメイ(張曼玉)がちょっかいを出しにやって来ます。
チェンたちの前にチュウと参謀のコウ(曹查理)が現れ、チュウが病気で余命3か月を宣告され、釈放されたという話を聞きます。

 

コウがメイの自宅に嫌がらせをしにやって来たため、危険を感じたメイは叔母(焦姣)の家に行くことにします。
コウはメイに付きまとい、これに憤りを感じたチェンはコウと部下たちがいる飲食店に乗り込みます。

 

コウの部下たちと乱闘になったチェンは部下たちを倒しますが、案の定記事となり、署長(林國雄)に怒られてしまいます。
思い通りの捜査ができないチェンは辞職を申し出ます。

 

警察官を辞めて時間ができたチェンはメイと旅行に行くことにします。
チェンたちはショッピングモールで旅行の予約を済ませると、警察官のフェイ(詹秉熙)に出会い、爆破予告があったことを知らされます。
警備員(午馬)から事情を聞いたチェンは客の安全を考え、全員を避難させることにします。
全員を避難させ、しばらくすると予告通り爆発が起こります。

 

不動産投資会社のフォン総裁(關山)のもとに爆弾犯から金銭の要求電話がかかって来ます。
犯人が本気だということが分かり、警察が動き出します。
署長とチョウ警部(董驃)はチェンに事件を担当させようと考えます。

 

チェンはメイと旅行に出発する直前で署長たちに呼び出され、事件の捜査を頼まれます。
辞職したので最初は断っていましたが、やはり放ってはおけずチェンは引き受けます。
メイに事情を説明しようとしますが、すでに飛行機は離陸していました。

 

チョウはチェンを連れてフォン総裁の会社を訪れ、チェンに盗聴器を設置するように命じます。
フォンの秘書であるウォン(黃曼凝)に案内され、チェンは隙を見て会議室に盗聴器を仕掛けます。

 

署に戻ると大雨でずぶ濡れになったメイが待っており、旅行をドタキャンしたチェンに怒りをぶつけます。
仲直りするため2人が公園を訪れると、再びコウと部下たちが現れます。
チェンは銃を奪われますが果敢に挑み、チェンの気迫に尻込みしてコウたちは降参します。
公園乱闘事件も記事になりますが、署長はチェンを咎めたりはせず、新しく捜査チームを組んだので、協力するように命じます。

 

フォン総裁の元に犯行グループから電話があり、チェンたちは会話を盗聴し、逆探知します。
発信先は汀角(テンコック)からだと分かり、付近にいた新米警察官PC12674(何家勁)に公衆電話を調べるように指示します。
PC12674はラム(林國斌)に職質をすると暴行され、銃を奪われます。

 

情報屋のバク(太保)から密売屋のファイ(戴志偉)と接触するように言われたチェンはファイがいる飲食店へ向かいます。
チェンが爆薬を売ってほしいとファイに頼むと、ファイは引き受け、交渉の電話をかけに行きます。
しかしチェンを警官だと怪しんだファイは警察を呼んでおり、駆けつけたCID(劉青雲、周文健)はチェンを取り調べます。
チェンはCIDを振り切り、ファイの自宅に押し入ると、ファイは爆薬を売ってくれます。
チェンはすぐに正体を明かし、ファイを連行します。

 

捜査チームは高圧的な取り調べを行い、あっさり観念したファイは爆薬を売った相手を白状します。
ファイが爆薬を売った犯行グループの1人であるホン(張午郎)を尾行する捜査チーム。
ホンは2人の仲間たちとアジトから出てくると捜査チームは追跡を開始し、チェンはアジトに潜入します。
同僚のキム(火星)と合流し、部屋の奥で怪しい男を見つけます。
アパ(黎強權)は耳が不自由で言葉が通じず対応に苦戦しますが、突然アパはキムを攻撃し、そのまま逃走します。

 

犯行グループから再びフォン総裁の元へ連絡があり、捜査チームは警戒態勢に入ります。

 

犯行グループはファイを拉致し、爆弾を警察署に置いてくるように脅します。
フォンの会社ではウォン秘書宛てに届いた花束が爆発し、警察署では犯行グループの1人であるキン(周潤堅)がファイの持っている爆弾を遠隔操作で爆発させます。
まんまと犯行グループによって警察署を爆発させられてしまい落胆するチェンたち。

 

叔母と買い物をしていたメイが犯行グループに誘拐されてしまいます。
叔母からメイが誘拐されたという話を聞いたチェンはチュウの仕業だと思い、チュウの屋敷へ向かいます。
しかしチュウは病気で起き上がれないほど弱っており、チュウの犯行ではないことを知ります。

 

その後、犯行グループから連絡が入り、チェンが指定された場所に行くと背後から襲われ、捕まってしまいます。
犯行グループは金の受け取りに難航しており、メイを人質にしてチェンに金の受け渡しをさせようとしています。
メイを人質にされたチェンは仕方なく犯行グループに従います。

 

チェンは体に爆弾を取り付けられ、フォンの会社へ向かいます。
署長たちが動揺する中、チェンは金の入ったアタッシェケースを持ち出します。

 

犯行グループと合流したチェンは別行動をして爆弾を解除します。
チェンの裏切りを知った犯行グループはキンをアジトに残し、3人は別のアジトの花火工場へ向かいます。

 

チェンはアジトにいたキンを倒し、3人がいるアジトへ案内させます。
キンの姿を見て油断する3人の隙をついてチェンはメイを救出します。
チェンは犯行グループに自首を促しますが、全く聞き入れてもらえず戦います。

 

メイは迫って来るアパから逃げ切り、シューターを使って工場外へ脱出します。
チェンはラムとホンを倒しますが、機敏な動きで攻撃してくるアパに大苦戦。
チェンは近くにあった花火をアパに投げつけると、発火に動揺して降参します。
降参したと思いきや、アパはチェンを急襲しようとしたため、チェンはアパを最下階へ突き落とします。

 

花火に引火し、チェンは爆発寸前の工場から脱出します。

 

やっぱアクション、すっごい!!
前作もメチャメチャ面白いですが、本作も面白くて大好きです(*^^*)

 

コウたちがいる飲食店にチェンが乗り込もうとするシーンで、車が猛スピードで走る道路を横断するジャッキーにヒヤヒヤしました(;´Д`A ```
あとジャッキーがバンに衝突されていたけど、あれもう交通事故だよ…(゚Д゚;)

 

コウの眼鏡が割れるのはもうお約束です(笑)

 

尹發(ワン・ファット)が食器の引き出しに突っ込んだり、黎強根(ロッキー・ライ)がガラスに突っ込んだり、李俊傑(リー・チュンキット)がガラス突き破って道路にまで吹っ飛んだり、今回もガラスが割れまくります!

 

ホワイトボードで署長たちに見えないようにして、その隙にチェンがコウをぶん殴るシーンがあるのですが、ホワイトボードを動かす時のマースの表情がイイ(笑)

 

公園でチェンがコウの部下たちと戦うシーン、ジャッキーが狭い遊具の隙間をすり抜けるのカッコイイ(*'▽')
失敗したら頭とかぶつけて凄く痛いんだろうなぁ(-_-;)
あと袋小路で車に乗った部下たちに追いつめられたジャッキーが車を危機一髪でかわすのも凄いね!!

 

ファイの乗っているバンに「大阪」っていう印字がしてあるんですけど、何で「大阪」なんでしょうね??

 

捜査チームの郭錦恩(クリスタル・コー)がタバコの火を指で消すのは指に特殊なものを塗っているんですよね。
前にテレビでこういうの観たことありますが、それを塗っていれば全然熱くないらしいです。

 

この作品で黎強權(ベニー・ライ)を初めて知ったのですが、まさかの強さにビックリ(゚Д゚;)
空中3段蹴りカッコよかったなぁ(*‘∀‘)

 

当初、私は「アパ」のことを「お父さん」を意味する「阿爸(アパ)」だと思っていたのですが、実は「言葉が話せない人」という意味の「啞巴(アパ)」だそうです。
日本語だとどちらも「アパ」と表記しますが、声調が異なります。
中国語って声調で意味が全く変わるから難しいね。

 

林國斌(ベン・ラム)と張午郎(チャン・ウーロン)が窓の外に突き落とされるのヤバ過ぎ(゚Д゚;)

 

最後の花火工場が爆発するシーンも凄い!!
火薬どんだけ使ってんだよ!!

 

張曼玉マギー・チャン)がベニー・ライから逃げるシーンでは、マギー・チャンが怪我をしてしまい、NG集で流血した姿が映っていて痛々しかったです(T_T)
でも完成版ではドミノ倒しのようにうまく倒れる金属フレームの中をくぐり抜け、見事にキマッて気持ち良いです☆

 

曹查理(チャーリー・チョウ)が演じるコウはそれはもう憎たらしいのですが、チャーリー・チョウが好演過ぎて、彼以上にコウ役ができる方っていないと思う(^^;)

 

香港公開版は日本公開版より本編が短くて、エンディングのテーマ曲も異なります。
元々本作は朱寶意(エミリー・チュウ)が出演していたらしいのですが、ほとんど撮り終わっていた撮影を途中で撮り直したため、脚本が大幅に変わってしまい、彼女の登場シーンが全てカットされたそうです。