燃えよデブゴン4 ピックポケット!

燃えよデブゴン4 ピックポケット!

原題 提防小手

製作 1982年

めぐちゃんの満足度 ★★★★★

 

洪金寶(サモ・ハン・キンポー)が監督・主演を務めるアクションコメディ作品です。
私は観たことがないのですが、1973年のアメリカ映画「黄金の指(Harry in Your Pocket)」をモチーフにしているそうです。

 

マイケル(洪金寶)、チムニー(陳勳奇)、紅一点のアン(彭秀霞)、アンの父親のキム(劉克宣)の4人は凄腕のスリたちです。

 

マイケルはディスコでリン(葉德嫻)という女性に一目惚れし、連絡先を交換します。

 

警察はブツの取引現場を押さえるため、デパートで張り込みを行います。
デパートではマイケルたちがスリを行っており、ウー巡査部長(吳耀漢)はマイケルの犯行を目撃します。
ウーの存在に気づいたマイケルはスリを中止し、「仕事」が中止になって面白くないチムニーはウーと客がトラブルになるように仕向けます。
取引を行っていた男は騒ぎに気づいて逃げ出しますが、張り込みをしていた警察官たちによって御用となります。

 

マイケルはリンと親密になりますが、リンが警察官だということが分かり、リンは極秘捜査のためしばらく会えないと告げます。

 

再びスリを行うマイケルたち。
チムニーの前に警察官だと名乗る男たちが現れ、チムニーは連行されます。
しかし男たちは警察官ではなく、ギャングの手下だったのです。

 

ギャングのボス(韋弘)はチムニーに市民の身分証を盗んでほしいと依頼します。
チムニーは現金しか盗まないので依頼を断りますが、ギャングの手下たちは師匠のキムに暴行を加えて脅したため、依頼を引き受けることにします。

 

翌日、警察署には身分証を無くした大勢の市民たちが溢れかえります。
これを見たウーはマイケルの犯行だと睨み、新米警察官のウォン(王坤)を連れてマイケルの自宅へ向かいます。

 

マイケルたちが盗んだ身分証をカステラの中に隠す作業を行っているとウーとウォンがやって来ます。
しかし証拠が無いのでウーたちはマイケルたちを捕まえることはできませんでした。

 

マイケルとチムニーはギャングの手下たちと待ち合わせをして身分証の入ったカステラを渡します。
脅されたことが面白くないマイケルとチムニーは2度と仕事はしないと言い放ち、ギャングの手下たちを叩きのめします。

 

マイケルとチムニーがクラブへ行くと、リンが他の男性と親しくしているところを目撃したマイケルは機嫌を損ねます。
リンは極秘捜査を行っていたためだと釈明し、親しくしていた男は盗品売人のチョウ(陳龍)で、チョウが取引に使う盗品を盗んでほしいとマイケルに頼みます。

 

マイケルがチムニーと取引現場を訪れると、現れたチョウから盗品を盗みます。
現場にはウーとウォンが張り込んでおり、盗品を奪ったチムニーはバイクで逃走しますが、マイケルとチョウは警察に捕まってしまいます。

 

盗品は高そうなダイヤモンドで、チムニーは見つからないように水槽に隠します。

 

マイケルとチョウはウーから取り調べを受けますが、チョウは何も盗られていないと証言したため、マイケルたちは釈放されます。
帰宅すると自宅は荒らされ、水槽に隠しておいたダイヤモンドが無くなっていました。
取り調べの際にマイケルの住所を見ていたチョウはマイケルの自宅へ押し入り、ダイヤモンドを返すように脅します。
マイケルたちはチョウから逃げ切りますが、アンは父親のキムにダイヤモンドのことを話した途端にキムが姿を消したことを告げると、マイケルはキムに疑いを持ちます。

 

マイケルたちはキムを呼び出し、ダイヤモンドの居場所を問い質しますが、キムは知らないの一点張り。
マイケルたちが雇った大男を使ってキムを脅すと、ようやくトイレのタンクにダイヤモンドを隠したことを白状します。

 

約束通り盗品のダイヤモンドをリンに渡すと、リンは逮捕に協力してほしいとマイケルたちに頼みます。
悩んだ末、引き受けることにしたマイケルたちは船でチョウたちと待ち合わせをします。
チムニーがダイヤモンドを確認すると、アンは事前に本物のダイヤモンドを1つくすねていたため、ダイヤモンドが偽物だということに気づきます。
リンは偽物のダイヤモンドをマイケルたちに渡し、本物を持ち逃げしたのです。

 

チョウが手下たちと現れますが偽物なので渡すことができず、マイケルたちはチョウの手下たちと戦います。
次々と手下たちを倒しますが、チョウが偽物のダイヤモンドだと気づき、側近の男(狄威)が立ちはだかります。
チムニーはチョウを倒し、側近の男に追いつめられたマイケルは船外へ突き飛ばされ海へ落下します。
寸前でマイケルが側近の男の顔面を殴っていたため、バランスを崩した男は頭を打って気絶します。

 

チョウ一味を倒し、マイケルたちは空港へやって来ます。
空港でリンを見つけ、マイケルはリンに仕返しをしようと考えます。
リンは横取りしたダイヤモンドをチョウの取引相手だった西洋人に売ろうとしており、マイケルは騒ぎを起こして取引を妨害します。
しかし現場にはウー巡査部長がおり、マイケル、チムニー、アン、キム、そしてリンは全員逮捕されます。
スリの常習犯たちを検挙したウーは昇進するのでした。

 

面白くて私好みの作品です(*^^*)
落ち込んでいたりした時に観ると元気になれます♪

 

主題歌は彭健新(ベネット・パン)による「提防小手」で、オープニングクレジットではこの軽快な主題歌と共に4人がスリを行う様子が描かれていて、とてもクールです!

 

アン役の彭秀霞(ディディ・パン)はユン・ピョウの奥様です♪
可愛くておっぱいが大きくて(笑)元彪やるねぇ(*´з`)
ユン・ピョウは初恋で結婚されたらしいですね。
※10代の頃にお付き合いしていた女性がいたそうですが、自然消滅みたいな感じになったそうです。
いずれにしてもご本人は恋愛経験は少ないと仰っていました。

 

アンのおっぱい攻撃に全く動じない硬派な悪役のディック・ウェイが好き(*´з`)
もちろん殴られているのはディディではなく吹き替えです(そりゃそうだ)
私はディアゴスティーニで発売されたブルーレイ版も持っているのですが、廉価版DVDだとアンはブラジャーを付けていますが、ブルーレイ版だとアンのおっぱいがもろに露出しています(〃ノωノ)
スパイク版DVDは持っていないので分かりません(^^;)
ディディのおっぱいを観たい方はディアゴスティーニ版の購入をオススメします(笑)

 

ディスコのウエイター役の錢月笙(チン・ユッサン)が踊りながらノリノリで料理を運んで来るから、毎回スープを全部こぼしています(笑)
ちなみにマイケルがボルシチを注文するのですが、広東語だとボルシチは「羅宋湯(ローソントン)」っていいます。

 

葉德嫻(ディニー・イップ)演じるリンがタクシー運転手に行き先を聞かれ答えるシーン。
日本語字幕では「ラブホテル」となっていましたが、広東語では「九龍塘」と言っていました。
「九龍塘」は地名なのですが、当時ラブホテルが多くあった地区だそうで、それで「九龍塘=ラブホテル」というわけです。
東京でいう「円山町」や「鶯谷」といった感じでしょうか。

 

ディニー・イップのアクロバティックなダンスをするシーンはユン・ピョウの吹き替えです。
あとディック・ウェイの吹き替えもユン・ピョウですね(*‘∀‘)

 

マイケルたちがチョウから逃げるシーンで、結構な高さからトラックの荷台にダイブするの凄いわぁ('◇')
シンプルだけどなかなかできるものではありません。

 

みんなバッグを切り裂いたりするために剃刀を持っているのですが、口の中に剃刀入れてるの怖っ!!

 

キムは娘の命を天秤にかけられてもダイヤの場所を言わないとは…強欲というか、アンがちょっとかわいそうですね(;´∀`)

 

この作品は神風特技隊によるカースタントも見どころで、見事なバイクスタントが拝見できます(*‘∀‘)