めぐちゃんの香港映画感想ブログ

香港映画が大好きで気ままに感想を書いています。ネタバレありなので観ていない方はご注意下さい。

新・片腕必殺剣

新・片腕必殺剣

■原題
新獨臂刀

■製作年
1971年

 

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張徹監督、姜大衛主演の武侠作品で、
張徹監督による片腕シリーズの第3弾です。

冒頭で馬に乗った姜大衛が剣で敵を蹴散らしていくのが爽快!
音楽もいいんですよね~♪

 

古いショウブラ作品を観ていていつも思う事があるんですけど、
70年代前半以前の香港映画って
台詞が広東語じゃなくて北京語吹き替えなんですよね。
北京語も良いですが、やはり私は広東語が好き♪

 

 

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レイ・リ(姜大衛)
若くして二刀流の凄腕剣士ですが、
その実力ゆえ少々自信過剰な所があります。

姜大衛も凛々しくてカッコいい!キリッ!としてますね~☆
ちなみに俳優の秦沛は実兄です。
監督としても活動されている爾冬陞が秦沛の異父弟なんですよね。
言われてみれば似てるかも。

 

 

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林道にやって来たレイはたくさんの遺体を目の当たりにします。
落ちていた旗を見て、これらの遺体が遠声鏢局の者達だと知るレイ。

 

 

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遠声鏢局を襲った集団が姿を現し、
レイにも襲いかかりますが、返り討ちに遭います。

 

 

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ロン・イーチー大侠(谷峰)
武術界の重鎮的存在です。

 

 

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ロンは弟子達に遠声鏢局の者達を殺し、
彼らの荷物を隠すように命じていました。
突如武術界に現れたレイはロンにとって
邪魔な存在なのでレイをハメようとしているのです。

これらの行いを全てレイの仕業だと仕向けます。濡れ衣です。
ロンの弟子であるワンが虎威山荘に荷物を隠します。
この話を信じた遠声鏢局のホー総頭がレイを呼び出します。

 

 

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ホー(鄭雷)
遠声鏢局の総頭です。

 

 

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ホーに泥棒呼ばわりされたレイは自分ではないと釈明しますが
ホー達は聞く耳を持たず、やむを得ず剣を交えます。

そこへロン達がやって来ます。
ロンはホーに何があったのか尋ねると、
レイが荷物が盗んで部下を殺したと訴え、ロンはレイを戒めます。

自信過剰なレイはロンに勝負を挑みます。
ロンはもし自分が負けたら右腕を切り、
大人しく武術界から身を引くと宣言。
レイもロンと同じ条件を呑むと、
若いのだからそこまでする必要はないと言われます。

 

 

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自信満々でロンに挑むレイですがロンは強く、
三節棍で腹を突かれ敗れます。

 

 

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レイは約束通り武術界から身を引くことを受け入れ、
自ら腕を切り落とします。

今回は切られるんじゃなくて自ら切り落とすパターンです(゚Д゚;)
ここでロンが無理矢理レイに腕を切らせない所が逆に怖い。
無理強いしなくてもレイなら自ら腕を切るだろうって悟っているんでしょうね。

意識が朦朧とする中その場から立ち去るレイ。

 

 

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役名不明(邱明)
真ん中の男性です。
ロンの弟子です。

ワン(鄭康業)
1番右の男性です。
同じくロンの弟子です。

 

ロンは盗まれた荷物を必ず取り戻すとホーに約束します。
ロンが盗んだ張本人とも知らずにホーはロンに礼を言い、立ち去ります。

ロンは荷物の行方を弟子達に尋ねると、
弟子達は答えず、話をすり替えます。
そしてこの行いをネタにロンをゆすり始めます。

ロンは去年、弟子を2人を連れて行った時の事を話し始めます。
そしてその時「何故2人の弟子が戻らなかったと思う?」と尋ねると
弟子達は分からないと答えます。
ロンは「2人はお前達と同じ事を言ったからだ」と言い、2人を殺害します。
自分をゆすろうなんて百年早いって事っすね。

 

 

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食堂の店主(王清河)

 

 

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月日は流れ、レイは食堂で働いていました。
ガラの悪い客達に絡まれ、テーブルを拭けと言われるレイ。
置いてあった食器を上に投げ、
その隙にテーブルを拭くという神業を見せます。
実際こんなん有り得ないけどね(笑)
自信に満ち溢れていた時の面影は無く、ほとんど言葉を発しなくなったレイ。

 

 

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パー・チアオ(李菁)
鍛冶屋の娘です。

 

パーが酒を買いにやって来ます。
外は土砂降りなのでパーを家まで送ろうとするレイ。

 

 

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パーはレイがからかわれている様子を見て、
剣を持っていれば絡まれる事はないと言います。
パーの父が、レイが武術の心得がある人ではないかと
言っていた事を伝えると、レイは何も言わず雨の中店へ戻って行きます。

 

 

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フォン・チュンチェ(狄龍)
レイと同じく二刀流の剣豪です。

うっとり~♪なんて凛々しいのかしら(*´▽`*)
勇壮な中にも可愛らしさがあって、あどけない笑顔はもう最高!

噂によると、プライベートでも紳士な方らしいです(*^^*)
でもこの誠実さが裏目に出て、不遇な時期があったとか…。

 

 

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役名不明(吳池欽)
真ん中の男性です。
ロンの弟子です。

役名不明(鮑嘉文)
1番右の男性です。
同じくロンの弟子です。

 

ロンの弟子達はフォンの後を追い、
荷物を奪われたので手を貸して欲しいと頼みます。
2人はフォンをハメようとしていて、
荷物を盗んだのは虎威山荘の仕業に違いないと
フォンを虎威山荘へと仕向けます。

 

 

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役名不明(王鍾)
左の男性です。
虎威山荘の幹部です。

この方は王靑のお兄さんなんですよね。
そんでもって姜大衛がいとこだったかな。


チン(劉剛)
右の男性です。
同じく虎威山荘の幹部です。

 

 

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食堂には虎威山荘の幹部達がおり、例のごとくレイは絡まれます。
パーが酒を買いにやって来ると、チン達は鍛冶屋である父親と一緒に
虎威山荘に来れば稼げると言い、強引に誘います。
レイが仲裁に入り、嫌がるパーを逃がします。

チン達はレイを暴行し、パーを連れ戻すように脅します。
逃げたパーが戻って来ると、チン達はパーを連れ去ろうとします。
何も出来ない自分の不甲斐なさに怒り、拳で石段を叩きつけるレイ。

 

 

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そこへフォンがやって来て、その隙にパーは逃げ出します。
フォンは石段が削れた跡を見てレイに尋ねようとしますが、
チン達が襲って来ます。
しかしフォンに敵わず2人は退散します。

フォンはレイに何故やり返さないのだと聞くと
レイは自分には無理だと言って店へ戻ります。

隠れていた村人から逃げた2人は虎威山荘の幹部だと知るフォン。
フォンはレイが只者ではないと見抜いて近づきますが、
レイは自分の事を語ろうとはしません。

 

 

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チェン・チェンナン(陳星)
虎威山荘の荘主です。

 

 

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チェンは逃げ帰ったチン達にフォンに手を出した事を叱りつけます。

 

 

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チェンはフォンがかなりの実力者であるとロンに伝えます。
虎威山荘を実質的に支配しているのはロンなのです。

ロンはフォンへ招待状を出すようにチェンに命じます。
そして大勢の武術家達もこの虎威山荘へ集めるように指示。
ロンは武術家達の前でフォンに非を認めさせ、
武術界から追放するつもりなのです。

ただ殺すような事はせず、自分の面目を保ったまま
武術家を消すロンの手法…タチ悪いぜ(;'∀')

 

 

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パーの父親(沈勞)

 

 

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パーは父が保管している達人のみが扱える剣を
レイに渡したいと頼みますが、父は許しません。
剣を持てば殺されるかもしれないからです。

 

 

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父が持っている剣は20数年前に1人の男が追手に殺された時に
持っていたもので、父はその剣を今まで隠し持っていたのです。

 

 

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それを聞いたパーは夜中にこっそりその剣を持ち出します。
お父さん、剣を渡す事は許さないって言ってたけど、
きっとパーが持ち出す事を知ってると思うな~。

 

 

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フォンは食堂に居座り続け、店主が宿を探しに行かれてはと促されても
ここに泊まると言い出します。どうしてもレイが気になるのです。

店主がレイ・リの名前を呼んだ為、
フォンはようやくレイの正体を知る事となります。

 

 

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ファン(王光裕)
真ん中の男性です。
虎威山荘の幹部です。

役名不明(黃培基)
1番右の男性です。
同じく虎威山荘の幹部です。

 

虎威山荘の幹部達がフォンに招待状を渡しにやって来ます。
フォンは虎威山荘が裏で汚い事をやっている事を指摘すると
幹部達は襲いかかって来ますがフォンに敵わず退散します。

 

 

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パーがやって来てレイに剣を渡しますがレイは受け取りません。
このまま馬鹿にされ続けても平気なのかと説得してもレイは頑なに拒否。
しかし今更剣を持って帰れないので、剣を置いていくパー。

 

 

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パーが帰った後、剣で布を切り裂くレイ。
本心はやはり武術に未練があるようです。

 

 

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帰宅したパーはチン達に連れ去られてしまいます。
そこへ剣を返しに来たレイが現れ、
パーの脱げた靴を見て異変に気付きます。

パーを捜すレイ。
フォンに何かあったのかと聞かれ、パーが連れ去られた事を伝えると
フォンは馬に乗り、チン達を追います。

フォンはチン達の前に立ちはだかり、チンを殺害。
もう1人は逃げてしまいます。

 

 

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フォンに助けられたパーはレイが何故剣を受け取らないのかフォンに聞くと、
レイが偉大な武術家だった事、右腕を失った経緯などを話します。
レイが剣を受け取らないのは武術家だった事を忘れたいからだと言います。

 

 

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パーを連れ戻し、フォンとレイに間に信頼関係が生まれます。
レイは過去を忘れたい自分でも良いのかとフォンに尋ねると、
フォンはそれでも自分は友人だと答えます。
それを聞いてレイにようやく笑顔が戻ります。

 

 

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ロープの上に寝るフォン。これ観ると蛇拳を思い出す(笑)

 

 

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レイは虎威山荘からの招待には応じない方がいいと言いますが、
フォンは行くつもりだと言います。

レイはロンの三節棍には二刀流を封じる技があると言いかけると
ロンと闘うつもりはないのでその話は必要ないと言います。
フォンは虎威に騙されているだけでロンを悪人だと思っていないようです。


そしてフォンは虎威山荘から戻ったら
自分も武術家を辞めて農夫になると言います。

 

 

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話それるけど狄龍様の爽やかスマイル見惚れちゃう(*´▽`*)

 

 

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フォンは皆の前で虎威の悪行を告発します。
しかし武術家達はそんな事実は無いと言います。
ロンはフォンの話は作り話だと言い放ちます。

フォンがここで何を言ってもロンと虎威が
グルだからどうしょもない(~_~)

フォンは出直そうとしますが、虎威の部下達が立ちはだかります。
チェンを問いただそうとしないロンの不自然な態度を見て、
フォンはようやくロンが悪人だと確信します。

 

 

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フォンの告発を言いがかりだと断言し、
けじめをつけさせる為にロンが立ちはだかります。

 

 

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互角の闘いをみせますが、ここでロンが二刀流封じの技を発動!
というのも三節棍には仕掛けがあって、
二手に分かれるというズルい仕掛けがしてあるだけなのです!!
前作では無相王の剣が伸び縮みするというズルい技を使っていましたが、
要するに卑怯な技です( ̄▽ ̄;)

 

 

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これにより深手を負ってしまうフォン。
ロンは右腕を切り武術界から足を洗えば
帰してやると脅しますがフォンは拒否。

するとロンはもうこの件には関与しないので、
あとは虎威と話し合って解決しろと言います。
おい!丸投げかい!!

満身創痍で虎威勢に挑むフォンですが多勢に無勢、
ロープで四肢を捕らわれ、チェンに剣で殺されてしまいます。
体を真っ二つに切られるというかなり残酷な殺され方…ひえ~(;´Д`)

ロンは武術家達に対し、こんな騒ぎになって申し訳ないと謝罪します。
うわ~悪い奴(+o+)

 

 

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フォンの帰りを待つレイ。
しかしロンの弟子達が食堂へやって来て、
フォンが死んだという話を聞いてしまいます。

 

 

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レイは二度と闘わないと決めていましたが、
フォンの死を知って、居ても立っても居られず、
パーが置いていった剣を手に取ります。
フォンの仇を討つ事を決心し、虎威山荘へ向かいます。

 

 

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山荘の橋の前まで来ると、チェンの部下達が襲いかかって来ます。
レイはバッサバッサ敵を倒していきます!まさに無双!
ひとつ気になったのは、結構武術からブランクあったのに
ちょっと強過ぎやしないかって事ですね(^^;)

 

 

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敵にフォンの墓へと案内させるレイ。
極悪非道な奴らだけど、一応墓に葬ってはいるのね。
まぁ、ロンは表向きは堅気だから
体裁を保つ為にやっているだけだと思いますが。

 

 

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山荘にてチェンと対峙するレイ。
フォンを殺したようにロープでレイを捕らえようとしますが通用せず、
レイはチェンを倒します。

 

 

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今度はロンの弟子達が襲って来ます。
インビンシブル状態のレイは敵をどんどん倒していきます!

 

ロンの弟子達を倒すと橋の上でロンが待ち構えています。
右腕を失っても大人しくするつもりはないのかと問われると、
大人しくしていたかったが友人を殺されて
黙っていられないと怒りを露にするレイ。
万全の状態でも勝てなかったレイは果たしてロンに勝てるのか!?

 

 

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やはりロンは手強く、剣を弾かれます。
しかしレイは片腕を失ってから
食堂で卵や食器を片腕で投げる技を身につけており、
(ある意味これが修行になっていたのかも)
落ちていた3本の剣を拾い、空高く投げます。

 

 

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2本をキャッチするとロンの三節棍の技を封じ、
最後の1本でロンの腹を突き刺します。
そしてすぐさまロンの右腕を切り落とします。

レイは「今度はお前が武術界から去る番だ」と言い、
ロンを橋から突き落とします。
って武術界どころかこの世から去っちゃったよ(;'∀')

 

 

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フォンの仇を討ったレイ。
そこへ心配して様子を見に来たパーが駆け寄るのでした。

 

劇終。

 

谷峰さん、アラフォーであの貫禄は凄いな~(´∀`)

王羽の片腕必殺剣もとても面白かったのですが、
姜大衛の片腕必殺剣もなかなか良いですね(*'▽')
こうやって昔の香港映画が観られるってホント幸せ~♪