めぐちゃんの香港映画感想ブログ

ネタバレおもいっきりあります。

片腕必殺剣

片腕必殺剣

原題 獨臂刀

製作 1967年

めぐちゃんの満足度 ★★★★★

 

張徹(チャン・チェ)監督、王羽(ジミー・ウォング)主演の武侠映画です。
ジミー・ウォングがスターになるきっかけになった作品で、続編や派生作品も作られました。

 

神刀大侠の異名を持つチー・ルーフォン(田豐)は、その名声ゆえに妬みや恨みを持つ者も少なくありません。
ある日山賊が屋敷に押し入り、チーに仕えていたファン・チャン(谷峰)がチーを庇い、亡くなります。
チャンには息子のカンがおり、チーはチャンの恩に報いるためカンを弟子にとり、本当の子供のように育てることを約束します。

 

時が経ち、青年になったカン(王羽)
カンの兄弟子(張佩山、范丹)たちは、チーに可愛がられているカンが気に入りません。

 

チーの誕生日が近づき、年齢を考慮したチーは引退してカンを後継者にしたいと考えています。
しかしカンは自分がいることで周りに迷惑をかけていると感じ、書き置きを残して去ります。

 

カンは兄弟子たちに呼び出され、決闘を申し込まれますが、カンに闘う気はありません。
チーの娘のペイ(潘迎紫)がカンに手を出しますが全く敵いません。
しかしカンが気を許した瞬間にペイが刀を振り下ろし、カンの右腕が切り落とされます。

 

カンの書き置きを読んだチーが駆けつけ、呆然と立ち尽くす兄弟子たちを問い質します。

 

偶然通りかかったシアオマン(焦姣)は意識を失ったカンを発見し、手当てをするために家へ連れて行きます。
数日後、カンは目を覚ましますが右腕を失った現実を嘆きます。
シアオマンはこのまま静かに暮らしていくことを望んでいますが、カンは武術以外に出来ることがないので悩み苦しみます。
賊に襲われても片腕を失った体では太刀打ち出来ず、それでもカンは剣の鍛錬を怠りません。

 

チーの命を狙う長臂神魔(楊志卿)にはチェン(唐迪)、ティン(唐佳)、パー(劉家良)などの弟子がいます。
ティンはチェンの弟子であるホア(樊梅生)にチーの剣術に打ち勝つための必殺技を披露します。
この技を駆使して、ティンたちはチーの弟子たちを次々と殺して行きます。

 

シアオマンは父が死ぬ前に残した武術書をカンに手渡し、カンは武術書を読みながら鍛錬し、拳法を習得。
しかし片腕では剣術がなかなか上達しません。
カンは父親の形見である折れた剣を取り出し、剣術の腕も磨きます。
シアオマンはいずれカンが武術の世界に戻ってしまうのではないかと不安を抱えています。

 

町で行われている祭りに出かけるカンとシアオマン。
兄弟子やチェンたちも祭りに来ており、チェンはチーの娘であるペイを見つけると、うまく誘導して屋敷に招きます。
ペイは眠らされて人質に取られ、兄弟子たちは殺されてしまいます。

 

チェンに連れ去られたペイが気がかりなカンは、助けに向かいます。
ペイを乱暴しようとしていたホアとチン(王世傑)の腕を切り落としたカンは、ペイを救出します。
ペイはカンに恋心を抱いていましたが、カンの冷たい態度が気に入らず裏腹な態度を取っていたのです。
カンはペイに対して特別な感情は無く、チーの娘だから助けたのだと告げて去ります。

 

カンが武術家に戻ってしまうのを心配するシアオマンですが、カンは農夫として共に生きていくとシアオマンに告げ、2人は平和に暮らせる別の土地を探しに行きます。

 

チーの弟子であるトン(鄭雷)とリゥ(解元)はティンとパーに襲われ、トンが死に、瀕死の状態でカンを見つけたリゥは敵の存在を伝え息絶えます。
このまま平和に暮らすつもりのカンでしたが、チーの弟子たちが次々と殺されていくのを見過ごすことは出来ず、チーに危険を知らせに行きます。

 

道中、チェンが呼び寄せた羅氏四虎と呼ばれるならず者に絡まれるカン。
カンがチーの弟子の証である金刀を持っていたため、羅氏四虎たちに襲われますが全員倒し、太平橋にいたチェンと闘います。

 

その頃、チーの屋敷に長臂神魔たちが現れ、チーを襲います。
次々と弟子たちが命を落とし、万事休す。
そこへチェンを倒したカンが駆けつけ、ティンとパーを倒し、多彩な武器で翻弄する長臂神魔も倒します。

 

カンは農夫として生きていくことをチーに告げ、シアオマンと共に新たな道を歩み始めるのでした。

 

非常に面白い作品です!!
私が初めてこの作品を観た時はティエン・ファンさん以外の役者さんは全然分からなかったのですが、内容が面白くてとてもハマりました(*'▽')

 

カン役のジミーさんの何とも影のある雰囲気がとても魅力的です(*^^*)
普段は穏やかだけど義侠心があって、恩義に報いるためなら死も厭わない…かっこよすぎです!!

 

カンがペイを助け出すシーンで、ペイの態度にイラっとした方も少なくないかと思います。
まずは礼をするのが人の道ではなかろうか(~_~;)
助けた直後、「あんた私に惚れてるでしょ」なんて言われたらカッチーン!!
勘違いも甚だしいです(`Д´)

 

チーの金刀を封じる剣がマジックハンドみたいに見えたのは私だけ(^^;)??

 

ファン・ムイサンやラウブラザーズ、ユエンブラザーズ、皆様お若いです☆
ちなみに祭りの会場でお面を取られた子供は、まだ幼い火星(マース)でした(・∀・)

 

香港映画に精通している方ならご存知かと思いますが、ジミーさんはいわゆるその筋の方で、圧倒的な存在感に竦んでしまいます(;゚Д゚)
しかし映画で見せる表情や雰囲気が本当に素敵で、「天皇巨星」と呼ばれるのが分かるような気がします。