めぐちゃんの香港映画感想ブログ

ネタバレおもいっきりあります。

死亡遊戯

死亡遊戯

原題 死亡遊戯

製作 1978年

めぐちゃんの満足度 ★★☆☆☆

※リーご本人のシーンに関しては ★★★★★

 

シンジケートのボスであるランド(Dean Jagger)は芸能やスポーツ興行などで暴利を貪り、映画スターであるビリー(李小龍)やビリーの恋人で歌手のアン(Colleen Camp)に無理やり契約を迫っています。
危険を察した新聞記者のジム(Gig Young)はランドに逆らわない方がいいとビリーを説得しますが、ビリーはランドに従うつもりはありません。
しかしランドの手下たちによる執拗なつきまといに恋人の命の危険を感じたビリーは、アンにアメリカへの帰国を促します。

 

ビリーが映画の撮影を行っているとランドの手先であるスティック(Mel Novak)が撮影現場に紛れ込みビリーに発砲。
ビリーは顔面を撃たれ重傷を負いますが、ビリーはある決断をします。
回復したことを発表せず、このまま死んだことにして死を偽装します。
ビリーの死を知ったアンはショックで入院してしまいます。

 

ランドが手掛ける空手の試合を観戦するためランド一味はマカオへ向かいます。
手術を終えたビリーは変装をしてランドを追跡します。

 

ビリーはランドのいる邸宅に到着し、ランドを襲いますが手下に阻まれ一時退散。

 

空手の試合は予定通り行われ、ランドの手下のカール(Bob Wall)がロー(洪金寶)と闘います。
ビリーの撮影現場にいたスティックがランドの手先だと知ったアンは、スティックがビリーを殺した犯人だと確信します。
アンは空手の試合会場を訪れスティックを暗殺しようとしますが、変装したビリーに制止されます。

 

ローに勝利したカールが楽屋に戻るとビリーはカールを襲います。
カールの死を知ったランドはマカオで襲ってきた男が変装していたことを不審に思い、ビリーを疑い始めます。
ランドは側近のスタイナー(Hugh O'Brian)にビリーの墓を掘り起こさせ、ビリーが生きていることを知ります。

 

香港に帰国したアンはビリーと再会しますが、ついにアンはランド一味に捕まってしまいます。
ジムからアンが捕まったことを聞いたビリーはアンが捕らわれている倉庫へ向かいます。

 

アンを救出し、ビリーはランドの手下たちを倒して行きます。
スティックを倒してランドの居場所を聞き出したビリーはランドが潜伏するアジトへ向かいます。

 

ランドのアジトには各階に達人が待ち受けており、パスカル(Danny Inosanto)、合気道の達人(池漢載)、ハキム(Kareem Abdul Jabbar)と苦戦しながらも達人たちを倒すビリー。
側近のスタイナーも倒し、ランドを追いつめます。
ビリーの強さに怖気づいたランドは逃走を図りますが、ビルから転落し死亡します。

 

ブルース・リーの死後、撮影済みのフィルムを使用し、新たに追加撮影を行って製作されたRobert Clouse(ロバート・クローズ)監督のアクション作品です。
作品の大部分は新たに撮影した映像となっており、後半の約10分間だけご本人が登場するという構成になっております。

 

アクション部分はテコンドーの使い手の唐龍(タン・ロン)こと金泰靖(キム・タイチュン)、元彪(ユン・ピョウ)、元華(ユン・ワー)、アクション以外は岑岳柏(アルバート・シャム)がリーのダブルを務めております。
空手の試合でボブ・ウォールと闘っているのは洪金寶(サモ・ハン・キンポー)で、洪家班の方々もマカオの邸宅でビリーと闘うランドの手下たちの役で出演されています。
京劇俳優の役で喬宏(ロイ・チャオ)が出演されていました。
アンクレジットですが同じく京劇役者の役で何柏光(ホー・パククォン)も出演されていました(^ω^)

 

ビリーの顔がアップになった時にリーの顔を合成したり、ハキムと闘うシーンでは夜が明けたのにランドと対峙した時にはまた夜になっていたり、池漢載(チー・ハンサイ)との闘いのシーンで登場していないはずの解元(チェン・ユアン)が倒れていたり、過去のリーの映像と繋ぎ合わせているので様々な矛盾が生じており、映画の作品としては完成度が高いとは言い難いのですが、後半にリーご本人が登場した時はとても興奮しました(*'▽')
あとテーマ曲がかっこよくてメッチャ好きです(*^^*)
007シリーズの曲で有名なJohn Barry(ジョン・バリー)が作曲されています。

 

後に新たな未公開フィルムが発見され、2000年に「Bruce Lee in G.O.D 死亡的遊戯」というタイトルで製作されました。
近年のブルーレイ版などにはドラマやインタビューシーンをカットした約40分の未公開フィルムが収録されていて、田俊(ジェームス・ティエン)と解元(チェン・ユアン)と共に塔を上っていくシーンが観れます。
リーがめちゃめちゃかっこよくて見応えのある内容となっております(*^-^*)

 

劇中ではリーの葬儀の映像が使用されています。
香港の祭壇では故人を表す四文字の言葉が掲げられるのをよく見ますが、ブルース・リーは「藝海星沉」「哲人其萎」「典型尚在」という言葉でした。
輝かしい星が海に沈むといったリーの死を比喩した表現です。
リーは哲学にも精通していたので、「偉大な哲学者を失ったが、リーは生き続ける」といった感じでしょうか。

 

香港映画にハマる前からリーの名前だけは存じておりましたが(非常に有名なので)、当時は黄色いトラックスーツを着てヌンチャクを振り回している人という認識だった私(^^;)←すみません。
知れば知るほど(まだまだ知らないことだらけですが)、リーの魅力にハマり、新しい発見があるたびに喜びを感じる日々であります。