めぐちゃんの香港映画感想ブログ

ネタバレおもいっきりあります。

新・少林寺三十六房

新・少林寺三十六房

原題 霹靂十傑

製作 1985年

めぐちゃんの満足度 ★★★★☆

 

少林十虎の1人「方世玉(フォン・サイヨ)」を題材にした劉家良(ラウ・カーリョン)監督のカンフーアクション作品です。

 

フォン・サイヨ(小侯)は優れた武術の腕を持っていますが、腕白が過ぎるので、兄のフォン・ハウヨ(陳洛奇)とフォン・メイヨ(馬騮)はサイヨを常に監視しています。
しかし見張っていてもサイヨのやんちゃぶりを止めることは出来ず、学校では教育長官のサー(詹森)を怒らせ、父親のフォン・ダ(井淼)と母親のミウ・チョイファ(李麗麗)は手に負えず、頭を悩ませています。

 

サイヨは家族で墓参りへ訪れると清朝の官兵たちがおり、サイヨは清朝の主管(劉家良)を怒らせてしまいます。
居合わせた少林寺のサンダ和尚(劉家輝)がうまく主管を言いくるめて騒ぎにはならずに済みますが、サイヨは主管と仲良くしていたサンダを満州人だと勘違いします。
サンダはサイヨがいたずらをしないように縄で体を縛るようにチョイファに助言しており、身動きが取れず困ったサイヨは清朝武官会館へ行ってサンダに謝ることにします。

 

しかし会館の中へは入れてもらえず、強引に中へ入ると多くの官兵たちに囲まれ、ハウヨとメイヨはサイヨを連れて逃げ出します。
サイヨが武官会館へ乗り込んで来たことに腹を立てた主管は学校に乗り込み、サイヨを引き渡さなければ学校を閉鎖すると脅します。
このままではサイヨが危険に晒されると思ったチョイファは3兄弟を少林寺へ連れて行くことにします。
寺院長(王憾塵)は3兄弟を少林寺に置くことを許してくれず、三十六房のサンダが現れ、サンダが満州人だと勘違いしているサイヨはサンダに殴りかかろうとしますが、ようやく誤解が解けます。

 

学校では主管が多くの官兵を引き連れてサイヨの引き渡しを求めていますが、サイヨが神聖な少林寺にいることが分かると清朝いえど迂闊に手が出せません。
主管はチョイファのことが気に入り、チョイファが自分のものになれば学校の閉鎖を撤回すると言います。
チョイファは自分の膝を割ることが出来れば主管に従うと言い、主管はチョイファの膝を開こうとしますが結局割ることは出来ず、退散します。

 

少林寺へやって来た3兄弟。
明るい性格のサイヨはすぐに同門の仲間たちと打ち解け、厳しい修行をこなして行きます。
ある日厨房で地下道を見つけ、元宵節の祭りを見に行くためにサイヨは地下道から少林寺を抜け出します。

 

勝手に清朝の提督府に侵入して捕まりそうになるサイヨですが、サイヨが少林僧だと分かると提督(白彪)はサイヨを武術大会に招きます。
一度少林寺へ戻ったサイヨは再び提督府を訪れ、少林寺で習得した「飛軒走壁」の技を披露します。
サイヨが大会の優勝者(京柱)より遥かに優れた実力を見た提督はサイヨに清朝の服である黄錦の衣を与えます。

 

水椿房で水練修行をしている最中にサンダは黄錦の衣を見つけ、規則を破って寺を抜け出したサイヨを叱ります。
サイヨは下山し、提督府を訪れます。
提督は後に脅威となる恐れがあるサイヨを殺そうとしており、少林寺を焼き払おうと考えていますが、側近(林輝煌)は寺を焼き払うのは得策ではないと言い、少林僧たちを提督府に呼び出して一網打尽にしてはどうかと提案します。
納得した提督はサイヨと仲間たちを婚礼式に招待することにします。

 

婚礼式の招待状を見つけたサンダは提督府に忍び込みます。
婚礼式当日、花嫁の乗った駕籠が到着し、付き人に変装したチョイファがやって来ます。
提督から祝いの酒を振る舞われ、酒に口をつけようとした瞬間、駕籠から花嫁に変装したサンダが現れ、酒には毒が入っていると叫びます。

 

サイヨはサンダの言うことを信じず、提督を信じて酒を飲み干しますが、やはり酒には毒が混入されていました。
騒ぎになり、サイヨは中庭へ走り、官兵や主管、提督、サンダ、少林僧たちが入り乱れて闘います。

 

少林僧たちは飛軒走壁の技を使って屋根に上りますが次から次へと兵たちが押し寄せます。
水練修行で培った技を使って敵を翻弄し、提督はサイヨの持つ丸太に突っ込み、池に落下します。
去り際に毒の入った酒を飲んでいたサイヨは提督に吐いた血を浴びせ、これを見た側近たちは慌てて提督を運び出します。

 

その後、サイヨは回復しましたが、修行をサボるために仮病を使います。
しかしサンダに仮病を使ったことがバレてしまい、怒られてしまうのでした。

 

全体的にコメディテイストですが、カンフーは素晴らしいです!!
日本では劉家輝(ラウ・カーファイ)が主役のように扱われていますが、本作の主人公は小侯(シャオ・ホウ)です。
輝哥が再びサンダ役として出演されています。
和尚役が本当に似合っていて素敵過ぎます(*´▽`*)

 

サンダ和尚、目を瞑っていてもサイヨのイタズラを見抜いちゃうんだから凄いね(^^;)
あと婚礼式のシーンでは輝哥が花嫁の衣装を着て登場するのですが、花嫁の衣装を着て大真面目なことを言っているのが笑える(笑)

 

シャオ・ホウは本当に素晴らしい身体能力で、林正英や孟海らと同じ春秋戲劇学校の出身なんですよね。

 

麥偉章(マック・ワイチョン)は馬騮(マー・ラウ)とクレジットされていたので、クレジットに準じて表記しました。
元秋さんは「林秀(ラム・サウ)」と表記されていましたね。

 

五毒の孫建(サン・チェン)が出てるの嬉しかった(*^^*)
林威(ラム・ウェイ)が清朝の官兵と少林寺の和尚役で出演されていました(*‘∀‘)
寺院長役の王憾塵(ワン・ハンチェン)も2役でしたね。

 

気になったのは、提督はサイヨを武術大会に誘っておいて、結局サイヨを試合には参加させないんですよね(^^;)

 

少林十虎の1人「方世玉(フォン・サイヨ)」は多くの作品で映像化されていて、日本だと李連杰ジェット・リー)の「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイターシリーズ」や傅聲(フー・シェン)の「嵐を呼ぶドラゴンシリーズ」などが有名かと思います。
私は当初フォン・サイヨは伝説の人物だと思っていたのですが、どうやら実在した武術家だそうで。
日本だと詳細に書かれている資料が少なくて、中国語が分かればもっと詳しいことが分かると思うのですが、書き言葉の中国語難しい…。