タイガー・オン・ザ・ビート

タイガー・オン・ザ・ビート

原題 老虎出更

製作 1988年

めぐちゃんの満足度 ★★★★★

 

劉家良(ラウ・カーリョン)監督、周潤發(チョウ・ユンファ)主演のアクション作品です。

 

警察官のリー(周潤發)は飲食店で強盗(唐偉成)と遭遇し、人質にされてしまいます。
強盗を追って来た警察官のマイケル(李元霸)が強盗に銃を突きつけると、リーは失禁して気絶してしまいます。
マイケルは強盗を逮捕します。

 

密入国者のピン(高飛)は兄貴分のジョニー(徐少強)を裏切って麻薬の横流しを行い、せしめた麻薬を妹のドナ(利智)に預けて身を隠します。

 

リーの上司であるパット警部(黃霑)はマイケルをリーの相棒に指名すると強盗事件の時に恥をかかされたリーは嫌がりますが、パットはリーを説得します。
署長(姜大衛)はリーたちに麻薬事件の捜査を行うよう指示し、リーたちは情報を手に入れるために情報屋のロン(狄龍)の店へ向かいます。

 

麻薬が横流しされて売人が殺されたという情報をロンから手に入れたリーたちはロンの情報を元にカフェで張り込んでいるとドナが現れます。
ドナは席を立ち、化粧室で女とバッグを交換します。
ドナが持っていたバッグのデザインが異なることに気づいたリーはドナを追います。

 

リーたちに気づいたドナは逃走し、下着売り場の店員(沈殿霞)に助けを求めると、リーとマイケルは痴漢だと間違われてしまいます。
捜査中であることを説明し、引き続きドナを追います。

 

ドナはピンの家を訪れると、駆けつけたリーたちに気づいたピンは逃走します。
リーたちは路上でピンを追いつめますが、結局逃げられてしまいます。

 

ドナを逮捕して取り調べを行いますが、ドナは口を割りません。
パットはドナから情報を手に入れるためにいったん釈放して泳がせることにします。

 

ドナからバッグを受け取った女はジョニーの使いで、これによりピンが麻薬の横流しをしたことがジョニーたちに知られてしまいます。

 

スポーツクラブでドナはジョニーに捕まり、現場に居合わせたマイケルは助けに入ります。
しかしジョニーの手下に痛めつけられ、ジョニーたちはスポーツクラブから去って行きます。
リーはマイケルから事情を聞き、気絶しているドナを自宅へ連れて行きます。

 

ドナから奪ったバッグの中にピンの潜伏場所が書かれた紙が入っており、ジョニーたちはアジトを見つけてピンを殺害します。
ピンの死を知ったドナは悲嘆し、動揺が落ち着くとリーたちに麻薬の取引の情報を伝えます。

 

警察は麻薬取引が行われる前にパイプ工場を包囲し、取引が行われるとマイケルが現れて犯罪の証拠を押さえます。
ジョニーは弟分のファイ(劉家輝)と逃走を図りますが、マイケルはジョニーを逮捕し、ファイの乗った車は湾へ突っ込みます。
翌日ファイが乗っていた車を引き上げますが、ファイの姿はありませんでした。

 

リーはドナを出国させるためにパットに頼んでパスポートとチケットを手配していました。
ドナは少し寂しそうな様子を見せますが荷物をまとめ、リーとマイケルはドナを見送ります。
ドナがタクシーに乗ろうとすると運転手に扮していたファイが銃を発砲し、ドナが撃たれて殺害されます。
リーたちはファイを捕まえようとしますが、ファイの仲間たちはリーの妹のミミ(吳寧)を人質にして連れ去ります。

 

ファイは逮捕されたジョニーをアジトへ連れて来るように要求し、リーはパットに協力してもらって警察病院に入院しているジョニーを連れ出します。

 

ファイたちのアジトへ到着したリーとマイケルはミミの解放を求めると、ファイはミミを引き渡します。
しかしファイが連れて来たのはミミに扮した仲間(麥偉章)で、男はリーたちに発砲します。
リーとマイケルは防弾チョッキを装備していたので無事でした。

 

リーはジョニーのボス(Joseph Bryan Baker)を追いつめ、散弾銃に刃物を装着してボスの首を掻き切ります。
仲間のティム(Nick Masters)はジョニーを逃がそうとしますが、リーはティムを仕留めます。

 

ジョニーの手下たちを倒したマイケルはチェーンソーを持ったファイと戦います。
死闘の末、マイケルはチェーンソーでファイの腹を突き刺し、捕まっていたミミを救出します。
起き上がったファイはマイケルたちを襲おうとしますが、リーが散弾銃でファイを蜂の巣にします。
建物の外には警察が待機し、ジョニーを確保して事件は解決です。

ハチャメチャだけど勢いがあって面白くて大好きな作品です(*'▽')
全体的にコメディテイストだけど劉家班なのでアクションはピカイチ☆
カーアクションも凄いです!!

 

僅かですが狄龍様とデビチャが出演していたのが超嬉しい(*^^*)
しかも狄龍様はアクションを披露してくれて最高♪♪
チラッと見える腕の刺青にドキドキしてしまいます(*゚ω゚*)
嗚呼、なんてイイ男なの(*´Д`*)

 

個人的にはリュー・チャーフィーはサンダ和尚のイメージが強かったので初見では悪役が新鮮でした。
あとカーウィンさんがタクシーの運転手役で出演していました♪

 

冒頭で登場した成奎安(シン・フィオン)の役名が「大傻(ダイソー)」なのですが、実際にフィオンさんは香港で「大傻」の愛称で呼ばれていました。
「大傻」とは日本語で「バカ」という意味なのですが、1985年のコメディ映画「吉人天相」に出演した時の役名が「大傻」だったので、こう呼ばれるようになったらしいです。

 

ヒロインはリンチェイの奥様のニナ・リー。
輝哥に突き飛ばされたり、ガラスのテーブルに突っ込んだり、スタント無しでご本人が行っています。
劉家班は女性にも容赦ない(^^;)
元々ドナ役はニナ・リーではなくブリジット・リンが演じる予定だったのですが、ギャラの問題でニナ・リーに変更されたらしいです。

 

發哥がグラスに入った生卵を本当に飲んでいました(゚Д゚;)
生卵が食べられない私からすると凄いと思う…。

 

フィリップ・コーがなりふり構わずパンツ一丁で逃げるのが滑稽で面白い(笑)
あと發哥の履いていたパンツが可愛かった( *´艸`)

 

リーがスポーツクラブの受付の女性に名前を尋ねられた時に「マーク」って答えていたことに笑った!!
セルフパロディ(笑)

 

最後のチェーンソーで戦うシーンってどうやって撮影してるんだろう??
あれは危険過ぎるよ(゚Д゚;)
だって本当に木材切ってるし、火花飛んでるし、さすがに互いに刃を当てている時は電源が切れていると願いたい( ;∀;)