めぐちゃんの香港映画感想ブログ

ネタバレおもいっきりあります。

拳師 ~The Next Dragon~

拳師 ~The Next Dragon~

原題 武術之少年行

製作 2008年

めぐちゃんの満足度 ★★★☆☆

 

司徒永華(アントニー・シト)、陳國新(デニス・チャン)の共同監督による武術ドラマ作品です。

 

イー(王文傑)と弟のアール(汪亞朝)は父親のクイ(洪金寶)と母親のペイイーが学んでいた永華武術学校に入学します。
同級生のヤオウー(劉峰超)、ダーミン(劉泳辰)、ファン(王菲)らと共に、最高の武術家になるため「金武門」という門派を結成します。
苦楽を共にし、5人はたくましく成長していきます。

 

高学年になり、それぞれの学科ごとに表演武術の試合が行われます。
同級生のシャオイー(毛俊傑)を金武門に迎え入れ、厳しい練習に励む日々を過ごします。

 

町では子供が誘拐される事件が多発しており、イーたちが遊園地で遊んでいる最中にも子供が誘拐され、ファンが子供の連れ去りに気づいて救出します。

 

学院の卒業生であるナン(張晉)が母校へ戻り、現在は映画の武術指導をしていて、6人を撮影現場に案内します。

 

仕事帰りのナンの前に学院の卒業生のラー(鐵南)が現れます。
ラーは在学中に相手に大怪我を負わせて学院を退学処分となり、現在は映画会社で働いています。
しかしラーが映画会社で働いているというのは嘘で、実際はボクシング賭博や幼児誘拐などを行っています。
ラーは学院の児童を誘拐するためにナンを利用しようと企みます。

 

表演武術の試合期間中、ファンは家庭の事情により進学が難しくなり、映画のスタントの仕事に就くことを選択します。

 

ラーは映画の撮影で学院の児童を使いたいとナンに嘘をつき、何も知らないナンは児童を連れ出し、ラーのアジトへ向かいます。
アジトに到着するとラーは本性を現し、ナンに襲いかかります。
ナンを助けるためアールがラーに挑みますが、捕まってしまいます。

 

児童が戻らないことを不審に思ったヤオウーがクイに伝えると、クイはラーの居場所を聞き、アジトへ向かいます。
イーとヤオウーもアジトへ向かい、イーはラーの仲間の男(麥偉章)と闘い、ヤオウーはラーと闘いますが脚を折られて意識を失います。
クイが駆けつけ、ラーを飛び蹴りで倒し、イーは捕まっていたアールとナンを助けます。

 

幼児誘拐事件は解決し、アールは散打(組手)でトーマス(Thomas Nguyen)を倒し優勝。
ファンは剣術の表演武術に出場し、映画の仕事を断り、進学することに決めます。
イーは母親が行っていた難度の高い技に挑戦し、見事成功して優勝します。

 

その後、イーたちは次世代の子供たちに金武門を譲り、新たな道を歩んでいくのでした。

 

キャストは青年時代の名前で記載いたしました。

 

今回ジャッキーはプロデューサー(岑建勳、顧嘉玲らと共同)をされています。
アクションは良いです(*‘∀‘)
学生たちの表演武術もとても素晴らしいです(*^^*)

 

遊園地のシーンで、イーが走るジェットコースターを横切るの怖かったなぁ(゚Д゚;)
あれかなり危険なスタントですよ!!

 

ただストーリーに関して、個人的には幼児誘拐という要素は無くてもよかったのかなぁって思いました。
道を踏み外した教え子のようにはならずに正しき道は自分で選ぶのだという表現を取り入れようとしているのは分かりますが、青少年の学院生活の中に幼児誘拐組織という存在は結構強烈ですし、この作品の場合は表演武術の試合で金メダルを取ることを目標としているので、それに至る辛い練習の様子や仲間同士の交流など、学生たちのドラマを中心に描いたほうが物語の奥行きが広がりそうな気がします。
カンフーのエンタメ作品として悪と闘って悪を倒すというのは盛り上がりますし、サモハンが出演されているのでどうしてもアクションを期待してしまうのですが、物語の主役は学生たちなので、こういう作品に関しては敢えて強烈な悪を取り入れないで別のアプローチ方法があってもいいのかなぁって思いました(*'ω'*)

 

監督のデニス・チャンは劇中でも監督役として出演されていました。
あとマックス・チャンがまだあどけなかったなぁ(*‘∀‘)

 

表演武術とはいわゆる洪拳などの伝統的な実践武術とは違って、体操競技のような感じです。
リュー・チャーフィーもインタビューで、実践武術は京劇や体操とは全く違うものだと仰っていました。
ただ映画は見た目のインパクトや華やかさが大事なので、舞台映えするようなアクションは絶対に欠かせないものです。