めぐちゃんの香港映画感想ブログ

ネタバレおもいっきりあります。

燃えよデブゴン 豚だカップル拳

燃えよデブゴン 豚だカップル拳

原題 搏命單刀奪命槍

製作 1979年

めぐちゃんの満足度 ★★★★★

 

洪金寶(サモ・ハン・キンポー)、劉家榮(ラウ・カーウィン)W主演のカンフーコメディ作品です。

 

中国には九長と九短の18種類の武器が存在します。
九短の中で最も強い武器は「刀」で、短いので接近戦に向いています。
敵の命を討つ刀は「搏命単刀」と呼ばれています。

 

九長の中で最も強い武器は「槍」で、長さのある槍は遠距離戦に適しています。
敵を殺すための槍は「奪命槍」と呼ばれています。

 

刀の達人である刀王(洪金寶)は一代刀王と書かれた看板を鍛冶屋に手渡すと、刀の使い手のパク(陳龍)は看板を見て鍛冶屋を刀王だと勘違いします。
新たな挑戦者(麥嘉)が現れ、パクを刀王だと勘違いした挑戦者の男はパクと争います。
刀王が鍛冶屋に預けていた刀を受け取ると、刀王はパクたちの服を切り裂き、本物の刀王だと知ったパクたちは逃げ出します。

 

槍の達人である槍王(劉家榮)の弟子のジャガイモ(火星)は殺し屋のメイ(謝永銘)に殺しを依頼します。
しかし依頼は槍王の罠で、まんまと槍王の所にやって来たメイは槍王に叩きのめされて去って行きます。

 

刀王と槍王は武林聖地で決闘を行います。
しかし勝負は15年間毎年引き分けで、今回も決着しませんでした。
すると刀王は互いに弟子を取り、その弟子たちを闘わせてみてはどうかと提案します。

 

チンピラ(李海生)が子分(羅強、黃志強)らと共に青果売りの女性(文秀)からみかじめ料を強奪する様子を見ていたスイカ売りのウィン(劉家榮)はチンピラと小競り合いになります。
刀王が通りかかり、チンピラたちを倒すと、刀王は負けん気の強いウィンを気に入って弟子にしようと考えます。
しかしウィンは弟子になるつもりはなく、刀王を追い払います。

 

誘いを断られた刀王はなんとウィンの家を燃やし、怒ったウィンは逃げる刀王を追います。
ウィンは刀王を倒そうとしますが実力では敵わず、刀王を倒すために刀王の弟子になることにします。

 

槍王は船頭のヨウ(洪金寶)が持つ棹の正確な突きを見て、ヨウを弟子にしようと考えます。
槍王の実力を知ったヨウは弟子になれば強くなれると思い、弟子入りを志願します。

 

刀王はウィンに刀法を教え、槍王はヨウに槍法を教え、こうして互いの弟子は修行に邁進します。

 

時は経ち、刀法の全てを教えた刀王はウィンの前から姿を消そうとします。
刀王が槍王の所に行くことを知ったウィンは先に槍王を倒しに行くことにします。
修行を終えたヨウも刀王を倒しに出かけます。

 

公子のフウ(石天)が若い女性(列燕雲)に付きまとっていると、茶屋にいたヨウはフウに色目を使われたと勘違いし、近寄って来るフウを突き飛ばします。
ヨウはフウの付き人(何柏光)と手下たち(泰山、陳嶺威)を倒し、フウ一味を追い払います。

 

ジャガイモはウィンを尾行し、ジャガイモが槍王に挑戦するという話を聞いたウィンはジャガイモの後をついて行くことにします。

 

フウは刀使いのウー(黃哈)と槍使いのロー(楊世鈞)を雇い、再びヨウの前に姿を現します。
ウーとローはヨウに襲いかかりますが、ジャガイモが乱入してローを捕まえます。
ウィンは槍使いのローを槍王だと勘違いして闘います。

 

ヨウはウーを倒し、ついにウィンと初対面します。
ジャガイモはヨウとウィンが決闘する場所を変えることを提案します。
この一部始終を見ていた怪しい2人組の男たちは主人のウォン(梁家仁)に報告します。

 

ウォンはかつて刀王と槍王と闘い、2人に敗れて顔と手の甲に傷を負います。
ウォンは刀王と槍王に復讐をするため、弟子であるヨウとウィンを捕まえて人質にします。
止めに入ったジャガイモはウォンにやられてしまいます。

 

刀王と槍王は弟子を取り戻すため、ウォンの屋敷に忍び込みます。
憎まれ口を叩いていても2人は弟子のことが心配なのです。

 

すぐにウォンに見つかり、ウォンの腹心の部下であるティン(陳毅)、ハー(林正英)、モウ(周元武)、テク(鍾發)が刀王たちの前に立ちはだかります。
4人合わせて「天下無敵(ティンハーモウテク)」と呼ばれる腹心の部下たちは手強く、刀王と槍王は苦戦します。
それでも4人の部下たちを倒し、ウォンと闘います。

 

刀王が闘っている間に槍王は捕まっている弟子を捜します。
投獄されていたヨウとウィンを救出し、刀王を憎んでいたウィンは命懸けで助けに来てくれた刀王を師匠として敬います。
かつて刀王と槍王にやられたウォンは見違えるほど強くなっており、刀王たちはヨウとウィンに逃げるように命じ、刀王と槍王はウォンに殺されてしまいます。

 

師匠を殺されたウィンは復讐を誓いますが、師匠たちが敵わなかったウォンに対しヨウは尻込みします。
子供たちが磁石で魚釣りの遊びをしている様子を見たヨウは名案を思いつきます。

 

ウォンの屋敷にやって来たヨウたちはウォンを外へ連れ出します。
ヨウは磁石を取り出し、ウォンの刀を使えないように仕向け、ヨウとウィンは力を合わせてウォンを倒します。

 

2人は死んだ師匠たちの墓参りに訪れると、亡き師匠たちの遺志を継いて決着をつけることにします。
しかし結局勝負はつかず、ウィンはこれでは師匠たちの二の舞になると頭を悩ませます。
考えた末、先に武器を墓前に収めた方が勝ちにするという決まりを作って争いますが、結局勝負はつかず引き分けなのでした。

 

超面白くて大好きな作品です(*^▽^*)
「豚だカップル拳」ってインパクトのある邦題ですね(笑)
コミカルだけどカンフーは物凄いです!!
サモとカーウィンさんが必死に争う姿がもう面白過ぎます(*´▽`*)
今回は老人サモハンが青年カーウィンさんの師匠で、老人カーウィンさんが青年サモハンの師匠という面白い設定です(^o^)

 

キャラクターも個性的で最高です☆☆☆
ヒゲが超長い刀王、眉毛が超長い槍王、そしてジャガイモは髪型が独特過ぎる(笑)
リー・ホイサンの顔もコミカルで楽しい(^o^)
最後はスイカヘルメットを被らされて短刀をグサグサ刺されてたなぁ(;^ω^)

 

マースは日本語字幕では「ジャガイモ」という独特な役名ですが、広東語では「がたいの良い男」という意味の「大舊衰(ダイガウソイ)」と呼ばれていました。

 

今回サモとカーウィンさんが2役をされていますが、陳會毅(ビリー・チャン)も刀王の弟子役とウォンの部下役の2役をされていました。
本作のクレジットが「陳毅」になっていたのでクレジットに準じて記載しました。

 

カーウィンさんは凛々しくて超イケメン(*´ω`*)
老け役でも男前だわ♪

 

石天さんは相変わらず面白くて最高です( *´艸`)
「イウ公子」という役なのですが、日本語版だと「フウ・ライボウ」という名前になっていたので日本語版の名前で記載します。
フウ・ライボウって(笑)
石天さんが卵の黄身を割らずに口から出しているシーンがあったけど、器用だなぁ(;^ω^)

 

ジャガイモが刀王の弟子を偵察するシーンでウィンをディスってたけど、槍王もウィンもラウ・カーウィンだから間接的に槍王をディスっているよね(笑)

 

武器を使ったカンフーは本当に怪我をしないか観ていてヒヤヒヤします(^^;)
息を合わせるの大変そうです。
途中で異常に速度が速いシーンは早回しをしていますね。
そんなことしなくてもみんなキレキレなのにな('ω')

 

冒頭で登場する18種類の武器の名前をまとめてみました。
カッコ内は広東語の発音をカタカナ表記しています。

槍(チョン)  戟(ギッ)  棍(クワン)
叉(チャー)  撾(ウォー) 槊(ソー)
鐺(ドーン)  耙(パー)  棒(パーン)
刀(トウ)   剣(ギム)  拐(クワイ
斧(フー)   鞭(ビン)  鐗(カーン)
錘(チョイ)  抓(チャーウ)鉤(アウ)