めぐちゃんの香港映画感想ブログ

ネタバレおもいっきりあります。

燃えよデブゴン 正義への招待拳

燃えよデブゴン 正義への招待拳

原題 鹹魚番生

製作 1980年

めぐちゃんの満足度 ★★★★★

 

麥嘉(カール・マッカ)監督、洪金寶(サモ・ハン・キンポー)主演のカンフーコメディ作品です。
日本では「燃えよデブゴンシリーズ」としてリリースされました。
劇場未公開作品です。

 

原題の「鹹魚番生(ハームユーファーンサーン)」というのは「苦難からの復活」という意味だそうです。
「鹹魚番生」を直訳すると「塩漬けの魚がひっくり返る」なのですが、「苦難や困難からの逆転」みたいな意味合いになるみたいです。
ちなみに「鹹(ハーム)」という漢字には俗語でエッチな意味もあるみたいです('∀')

 

シー(唐菁)の屋敷に泥棒が侵入し、隠してあった宝が盗まれます。
シーはすぐに役人の隊長であるボー(麥嘉)を呼びつけます。
犯行現場に一輪の花が落ちていたことから、巷で有名な義賊ヤチホアの仕業だと断定。
ヤチホアを捕まえるのは至難の業ですが、ヒョー(石天)という取り立て屋なら捕まえられるといいます。
ヒョーは狙った獲物を決して逃がさない執念深さですが、ヒョーを雇うのは一筋縄ではいきません。

 

ボーはヒョーにヤチホアを捕まえるように頼みます。
初めは乗り気ではなかったヒョーですが高額の報酬に目が眩んで引き受けます。

 

ヒョーはボーの妹(劉雅麗)を相棒として連れて行くことにします。
ヒョーはボーの妹を娼館へ売り飛ばし、その金でギャンブルに興じているとボーの妹に邪魔をされ、小競り合いになります。
義賊のブー(洪金寶)が現れて2人のケンカを止めに入るとボーの妹はブーに惚れてしまいます。

 

ブーは自分をヤチホアだと名乗ると、ヒョーはブーに盗みの依頼をします。
すっかりブーをヤチホアだと思い込んでいるヒョーはブーを騙して捕まえようと企てているのです。
宿で宝石の取引が行われると嘘をついてブーをおびき寄せますがブーはあっさり宝を盗み出し、ブーを捕まえるはずがまんまと逃げられてしまいます。

 

作戦は失敗し、ボーはヒョーを裏切り者扱いして拘束します。
そこへ女装したブーがヒョーの妻のふりをしてやって来てヒョーを脱獄させます。
ヒョーはブーがヤチホアでないことを見抜いていました。
女が苦手なヤチホアが女装するとは考えにくく、太ってもいないし、年も若すぎるからです。

 

シーの息子であるダイボウ(周金海)とイーボウ(周金江)がやって来てブーとヒョーに襲いかかります。
ブーはダイボウたちを倒して持っていた金を奪うと、貧しい人々に分け与えようとしますが、強欲なヒョーは大反対。
奪った金はとりあえず保留にし、2人は本物のヤチホアを捜します。

 

ブーたちは娼館にやって来ます。
ブーはヒョーのいない隙に奪った金を娼婦の請け出しに使います。
ブーたちは娼館の館主からヤチホアが茶店にいるという話を聞いて早速向かいます。

 

ヤチホア(午馬)が茶店に姿を現し、最初はヤチホアを鶏泥棒と勘違いしていたブーですが店主から彼がヤチホアであることを聞きます。
義賊をしているブーにとってヤチホアは憧れの存在ですが、ヤチホアはすでに義賊を引退していました。

 

怪我をしたダイボウが親分(韓國材)と仲間を連れて再び現れます。
最初は穏やかに話し合いが行われていましたが、結局ケンカになります。
ブーのあまりの強さに親分たちは逃げ出します。

 

隠れていたヤチホアはブーたちに事情を話し始めます。
ヤチホアが義賊だった頃、シー夫人(游佩玲)から夫を殺して欲しいと依頼を受けます。
女性が苦手なヤチホアはシー夫人の色仕掛けには応じず、罪の無い人の命を奪うことは出来ないとハッキリ断ります。
それ以来シー夫人は殺し屋を雇い、ヤチホアの命を狙うようになったといいます。

 

シー夫人は不倫相手の男(泰山)に頼んでヤチホアの殺害を殺し屋(鍾發)に依頼させます。
殺し屋は依頼を引き受け、不倫相手の男は殺し屋に殺されてしまいます。
シー夫人は用済みになった男を殺すように殺し屋に依頼していたのです。

 

命を狙われているヤチホアは逃亡を図ろうとしますが、ヒョーは知り合いに刀投げの達人である刀王(成運安)がいると紹介します。
刀王がヤチホアの命を狙う拳銃王(曾志偉)と闘いますが、刀王はあっさり拳銃王に撃ち殺されます。

 

元々ヒョーの目的はヤチホアを捕まえることだったのでヒョーはヤチホアを殴って気絶させて運び出します。
しかし途中でブーに見つかり、計画は失敗します。

 

殺し屋と手下が通りかかり、ブーたちの会話を聞いていた殺し屋はヤチホアの居場所を尋ねます。
ブーが知らないと答えると殺し屋たちに襲われます。

 

命からがら殺し屋たちから逃げて来たブーたち。
ブーは貧しかった幼少時代のことをヒョーに話し始めます。
貧しい人たちにお金を分け与えるヤチホアを尊敬しており、自身もヤチホアの名を騙って義賊活動を始めたのです。
ブーの話を聞き、金のためだけに動いていたヒョーの心境に変化が現れ、ヒョーはブーに協力してくれます。

 

ヒョーの義理の父(何柏光)から拳銃を借りに行き、見ず知らずの家族を金で雇い、不幸を装う芝居を打たせてヤチホアの闘志に火をつけさせたり、チンピラを金で雇ってやられ役になってもらってヤチホアのやる気を引き出させます。
さらに体力作りのためヤチホアに肉をくくりつけて、空腹の犬に追いかけ回してもらいます。

 

いよいよ拳銃王と決闘の時です。
しかしヤチホアの代わりにブーたちが援護射撃を行い、拳銃王を倒します。

 

その頃、殺し屋はダイボウとイーボウ、そしてシーを殺害します。
シーの葬式の裏でシー夫人は殺し屋と祝杯をあげます。

 

シーの斎場に乗り込むブーたちの前に手下が立ちはだかり、闘います。
手下を倒してシーの祭壇へ向かうとシー夫人がいます。
ヤチホアを連れて来たと伝えると、ブーたちはシー夫人から報酬の金を受け取ります。
しかしシー夫人はヤチホアを生きて帰すつもりはなく、殺し屋が現れてヤチホアと闘います。

 

2人の闘いに割って入るブーとヒョー。
意気揚々と殺し屋に挑むヒョーはあっさりやられ、ブーにバトンタッチ。
ヒョーはヤチホアと一緒にシー夫人を追います。
シー夫人の部屋で酒を飲み、酔っ払ったヒョーが舞い戻って来ます。
ブーに加勢しますが、紙人形を敵と勘違いしたり全く役に立たず、その間にブーが殺し屋を倒します。

 

一件落着し、ヤチホアと別れるブーたちですが、ヒョーは報酬のためにブーを役人のボーに突き出します。
しかしヒョーも捕まり、シー夫人も殺人幇助の罪で捕まります。
ブーは事件を解決した功績を称えられ減刑され、ボーの妹とめでたく結ばれるのでした。

 

ツッコミ所満載ですが、楽しくて大好きな作品です( *´艸`)

 

石天さんの顔芸が存分に堪能出来ます!!
変顔しなければ男前なのになぁ(^▽^;)
時折見せる石天さんのシリアスな表情がキュンとするわ~♪
麥嘉も男前~(*´▽`*) 兩個人都好英俊♪♪♪

 

日本語版の役名が面白すぎます( ´艸`)
唐菁の役名は「チー・パーマン」なのですが、日本語版だと「シー・サンカ」です。
金持ちだから「シー・サンカ(資産家)」って付けたんだろうなぁ(笑)

 

麥嘉の役名は「チュー・ヨクウェン」で、日本語版だと「ボー・リョクダン」です(笑)
乱暴者だからなのでしょうか(笑)??

 

石天さんの役名は「ナウ・マンチャイ」で、日本語版だと「ヒョー・ロリン」です。
いくら石天さんが痩せてるからってヒョー・ロリンって…(^^;)
VHS版だと役名が「アンポンタン」なんですよね(;^ω^)

 

サモハンの役名は「チャン・パーウ」で、日本語版だと「ブー・チャン」です(^▽^;)
ブー・チャンって…(^^;)

 

「ヤチホア」を漢字で書くと「一枝花」で、「一輪の花」という意味です。
広東語だと「ヤッチーファー」という感じの発音なんですよね。

 

今作には周金江(チョウ・カムコン)のお兄さんである周金海(チョウ・カムホイ)が出演されているのですが、弟さんにそっくり!!
弟のチョウ・カムコンより映画出演本数は少なめですね。

 

娼館でヒョーが館主にアメリカンエキスプレスのクレジットカードを見せたのウケた(笑)
この時代にクレジットカードは無いよ(^▽^;)

 

拳銃王と対峙するシーンでは「続・夕陽のガンマン」の曲が使われていますが、使用して大丈夫なんですかね??
このテーマ曲の一部は他のサモハン作品でも使われていたりします。

 

午馬さんもなかなかの動きなのですが、ラム・チェンインがダブルを行っています。
ブルーレイ版だとラム・チェンインの吹き替えがよく分かります(・∀・)

 

廉価版DVDやデアゴスティーニで発売されたブルーレイ版などでは終盤の闘いのシーンが一部カットされていますが、今回はカット版でレビューしました。