めぐちゃんの香港映画感想ブログ

ネタバレおもいっきりあります。

愛と欲望の街 上海セレナーデ

愛と欲望の街 上海セレナーデ

原題 亂世兒女

製作 1990年

めぐちゃんの満足度 ★★☆☆☆

 

泰迪羅賓(テディ・ロビン・クワン)監督、元彪(ユン・ピョウ)主演のアクションドラマ作品です。

 

田舎から上海へやって来たシウフー(元彪)は軍人をしている兄のダイフー(林子祥)を捜しています。
シウフーが道を尋ねているとトラックに乗せられ、何も知らないシウフーは目的地に連れて行ってくれると勘違いしてしまいますが、天宮という店を放火する計画を同乗している男たちから聞いてしまいます。

 

天宮の支配人であるバッ(羅烈)は店を引退する前に革命党員のチャン(鄭丹瑞)に革命資金を援助します。
シウフーは店の中に人がいないか確認していると雑技団のメンバーのアボウ(林憶蓮)を発見し、放火の話を伝えます。
アボウはマネージャーに知らせると言い、シウフーが支配人の所へ向かおうとすると火災が発生し、ギャングたちの銃撃戦が始まります。

 

革命資金が入ったかばんを拾ったシウフーはバッに渡そうとしますが、バッがギャングに殺されてしまいます。
ギャングは金が目的で、かばんはギャングに奪われてしまいます。
シウフーが追いかけようとすると争いに関わらない方がいいとアボウに制止されます。
雑技団のメンバーに別れを告げ、シウフーは再びダイフーを捜しに行きます。

 

イギリス軍の領地にやって来たシウフーは兄のダイフーと再会します。
ダイフーの上司であるボッティンジャー将軍(Louis Roth)はダイフーに護衛の任務を命じます。
護衛する相手は上海一の大富豪カム(洪金寶)の養女であるマリー(梅艷芳)です。

 

ダイフーとシウフーはマリーが参加するパーティー会場へ向かいます。
アメリカからやって来たマリーはパーティー会場で数年ぶりに友人のティンティン(恬妞)と元恋人であるダイフーに再会します。

 

マリーはチャンと接触します。
チャンと同じくマリーは革命党員で革命活動をしているのです。
カムの部屋に忍び込んだマリーは金庫を物色しますが、探しているものは見つかりませんでした。

 

ダイフーは様々な発明品を開発しており、飛行機も作っています。
飛行テストを行い、始めは順調に飛んでいましたが途中でエンジンに不具合が起こって墜落してしまいます。
幸いダイフーに大きな怪我はありませんでした。

 

シウフーは雑技団のショーを観に行きます。
雑技団が様々な技を見せますが、ガラの悪い観客から面白くないとブーイングを浴びます。
クラブ「大世界」の支配人シャー(黃志強)がシウフーたちに嫌がらせをしにやって来ます。
シャーは天宮に放火をして金を奪ったギャングのボスです。
ギャングたちと乱闘になり、シウフーが逃げるように促します。
何とか逃げて来ましたが、雑技団メンバーのウォンモウ(黃明昇)とマネージャーがいないことに気づきます。

 

シャーは捕まえたウォンモウとマネージャーを使って殺し合いの試合を開こうとしており、カムに試合の勝敗を賭けるように頼みます。
シウフーたちが試合会場にやって来るとウォンモウたちが屈強な男たちにやられています。
とどめをさされそうになった時、シウフーが近くにあった花瓶を男に投げつけ救出します。
雑技団メンバーのホイ(孟海)とダッ(元德)はギャングから奪った銃器で応戦します。
シャーがアボウを人質にしたため、シウフーがアボウに向かってナイフを投げ、アボウがナイフを口でキャッチし、シャーの頸動脈を切りつけ殺害します。

 

カムは臆せずシャーに立ち向かったシウフーを気に入り、自分の下で働かないかと誘いますが、悪事を働きたくないシウフーは断ります。
カムは頂点に立てば世界は自分で変えられると言います。

 

マリーはカムの金庫に目的の物は無かったとチャンに報告します。
目的の物とは天宮で奪われた革命資金です。
シャーが奪った革命資金はカムの所で保管されていたのです。

 

シウフーは天宮と大世界の支配人となり、ダイフーに仕事が決まったことを報告します。
マリーは天宮を訪れ、事情を聞いたシウフーは彼女が革命家であることを知ります。
カムはシウフーに対し、革命党員とは関わるなと忠告します。

 

ボッティンジャー将軍から染料工場で革命党の集会が開かれる情報を聞いたダイフーは副官と潜入捜査をすることになります。
マリーは顔を隠して集会場にやって来ますが、副官の誤射でマリーのマスクに弾が当たり、素顔が露わになります。
ダイフーはマリーに気づき、電源が入ったことで大量に出て来た染色水に飲み込まれそうになったマリーを助けます。
混乱の中、人々は逃げ出します。

 

アヘン密輸の情報を聞きつけたイギリス軍がシウフーの事務所にやって来ます。
シウフーがクラブの支配人をしていることを知ったダイフーは悪事に手を染めていると思い込み、シウフーを問い詰めます。
アヘンはシウフーの物ではないと主張するマネージャーですが、ボッティンジャー将軍はマネージャーに発砲。
アヘンは軍が持ち込んだ物でシウフーたちをハメようとしていたのです。
シウフーたちを逃がしますが、ダイフーは捕まってしまいます。

 

軍の屋敷に忍び込んだティンティンとチャンはダイフーを救出します。
軍の追手を振り切り、チャンがおとりになってダイフーとティンティンを飛行機に乗せて逃がします。

 

マリーはカムの屋敷を訪れ、奪った金の返還を求めます。
カムは金を革命のために使うつもりはないと言い、アメリカに帰るように促しますが、マリーは聞き入れず、カムの部下たちが立ちはだかります。
シウフーたちも駆けつけ、シウフーはカムと闘います。

 

イギリス軍が加勢し、シウフーたちに襲いかかります。
そこへ飛行機に乗ったダイフーとティンティンが現れ、飛行機から銃器で応戦し、兵を蹴散らしていきます。
しかし撃った照明から火災が発生し、あっという間に屋敷内は炎に包まれます。
飛行機に積んだ爆薬が爆発するとダイフーが逃げろと叫び、間一髪で屋敷から脱出します。

 

軍の職を失ったダイフーはシウフーも一緒に香港へ来るように誘いますが、シウフーは時代を見届けるために上海に残ることにしたのでした。

 

悪い作品ではないのですが、物足りなく感じました。
色々な要素を詰め込み過ぎて消化出来ていないような気がします。
上映時間が100分も満たない作品なので、シウフーが上海に出て来て成り上がっていく姿に重点を置くか、革命をテーマに闘う様子に重点を置くか、焦点を絞った方が良かったかもしれません。
こういう壮大なテーマの作品の場合、最低でも2時間は欲しいところです。

 

あと説明不足だったり、腑に落ちないことが多いです。
初対面で未経験の青年であるシウフーにいきなり支配人の仕事を任せるのも気がかりですし、マリーが革命活動をしていることをカムがいつの間にか知っていたことも唐突です。
ダイフー、マリー、ティンティンの三角関係も面白くなりそうなのに1つ1つの要素に対してドラマ要素が薄いです。

 

飛行機が飛ぶ様子を見てマリーが変わらない上海の現状を嘆くシーンがあるのですが、この大きなテーマを軸にして組み立てていけば面白い作品になりそうなんだけどなぁ(._.)
偉そうに言ってすみません、言うは易く行うは難しですよね。

 

アクションは良かったです☆
元彪とサモはもちろん素晴らしいのですが、アニタ姉さんのアクションがメチャメチャかっこよかった(*´▽`*)
元彪の柱を使った飛び蹴りもかっこよくて超好き♪
スーツ姿で闘う元彪にキュン(*´ω`)