めぐちゃんの香港映画感想ブログ

香港映画が大好きで気ままに感想を書いています。ネタバレありなので観ていない方はご注意下さい。

ワンナイト・イン・モンコック

ワンナイト・イン・モンコック

■原題
旺角黑夜

■製作年
2004年

 

第24回香港電影金像奨の最優秀監督賞・最優秀脚本賞
第10回金紫荊奨の最優秀監督賞、
2004年度香港電影評論學會大奨の最優秀監督賞など、
香港三大映画賞の監督賞を総ナメしたという、レビューの評価も高い
爾冬陞監督の香港ノワール作品ということで期待して観ました。

 

何か思ってたのと違う…(・_・;)

 

物語は些細な下っ端同士の争いからマフィアの抗争に発展してしまい、
相手を殺す為に大陸から殺し屋を雇って、
それを知った警察が殺し屋とマフィアを一網打尽にするというものです。
チンピラ役で李燦森が出てたのが嬉しい♪

 

依頼を受け香港にやって来た吳彥祖演じる殺し屋のフーが
張柏芝演じる娼婦のタンタンと偶然出会い、
旺角での一夜の出来事を描いています。

 

吳彥祖の魅力が生かされてないように私は感じました。
殺し屋といっても殺しのプロではなく、いわゆる捨て駒で、
死んでも惜しくない命を使って殺しを依頼します。
ちなみに依頼人役は林雪が演じております。

 

う~ん、でも確実に相手を殺すつもりなら
普通プロフェッショナルを雇うと思うのですが…。
だって万が一ミスったら依頼人に危険が及ぶと思うし。

 

林雪は安定した好演で、逆にそれが主役を食う勢い(^^;)
方中信演じる警察官らしからぬ行動を取る警官役も
ハマってて良かったですし、錢嘉樂の警官役も良かったです♪
「寒戰」でも錢嘉樂は警官役が好演でした。

 

だから余計に吳彥祖の存在感がねぇ…。
今作は一流のアサシン役だった方が、
吳彥祖が映えたんじゃないかって思うんですよね。

 

今作品のラストはいわゆる「救われないオチ」なんですけど、
フーの魅力が描き切れていない中で、あのオチは辛い。
同じ救われないオチでも「非常突然」とは全く違います。
あれは描き方がうまかったんですよね。

 

あとフーは殺しの依頼の他に、恋人のスーという女性を探す目的も兼ねて
香港にやって来るのですが、この2人の関係もいまいち消化不良で、
もう少し2人のドラマがあってもよかったんじゃないかなって思います。

 

一夜を描く映画作品は色々ありますが、
結構難しい題材だと私は思います。
どうしても間延び感が出ちゃうんですよね。
演出と脚本って難しいです。

 

2004年の香港映画といえば、
私は「香港国際警察 NEW POLICE STORY」の方が面白いと思います。
感じ方は人それぞれですけどね。

 

ちなみに今作品は、張國榮主演の「ダブルタップ」の連作だそうで。
ミウ刑事役の方中信が同役で出演されているそうです。
私はまだ観ていないのですが、いずれ観てみようかと思います。