めぐちゃんの香港映画感想ブログ

ネタバレおもいっきりあります。

インファナル・アンフェア 無間笑

インファナル・アンフェア 無間笑

原題 精裝追女仔2004

製作 2004年

めぐちゃんの満足度 ★★★★★

 

王晶バリー・ウォン)と高先明(コウ・シンミン)の共同監督によるコメディ作品です。
邦題のタイトルを観てお分かり頂けるかと思いますが、「インファナル・アフェア」のパロディ作品で、これでもかってくらい本家をパロっております(笑)
第1章と第2章をミックスした作りで、完全に時系列を無視しております(^^;)

 

今作はバリー・ウォン監督の「精裝追女仔シリーズ」の第4作で、第1作目は「男たちのバッカ野郎」という邦題で「男たちの挽歌」のパロディ作品となっております。
これもくだらないけど面白いんですよね( ´艸`)
第2作と第3作は日本版が存在せず、私は未観賞です。

 

警察訓練学校の訓練生であるヤン(杜汶澤)、キョン余文樂)、デブ公(林子聰)はリック警視(陳百祥)からマフィアへの潜入捜査を命じられ、警察学校を退学させられます。

 

潜入捜査を命じられましたが、1年経ってもマフィアに潜入することが出来ないヤンたちを見兼ね、リックはヤンたちをビルの屋上へ呼び出し、ロブスター組のサム(曾志偉)の工場へ潜入するように命じます。

 

警察訓練学校を卒業したワーデイ(黃浩然)は制服勤務を経て情報課へ配属されます。
ワーデイはサムの手下で潜入マフィアです。
サムの女であるマンディ(余安安)に密かな想いを抱いています。

 

サムはヤンたちが手下になることを認めてくれます。
マンディからロブスター組の大親分(王天林)の暗殺を命じられたワーデイは大親分がいる部屋へ向かいますが、部屋を間違えた水着ギャルが大勢押し寄せ、水着ギャルを見た大親分は興奮して心臓が止まり、死んでしまいます。

 

大親分が亡くなり、ロブスター組の四大天王と呼ばれるチン(苗僑偉)、ソイ(張國強)、トン(湯鎮業)、グワ(莫少聰)がサムの前に現れます。
さらに大親分の息子でロブスター組の2代目のハウ(林曉峰)が現れ、四大天王に上納金を払うように催促します。

 

サムや四大天王による会合が行われるという情報を手に入れた警察は監視を行います。
サムはスパイの存在をメールで知らされ、警察が駆けつけるとサムは陽気に踊ってごまかそうとしますが警察署へ連行されます。

 

サムは迎えに来たマンディと共に帰宅し、サムと一緒に連行されたヤンたちも釈放されます。

 

トンを薬物密売の容疑で現行犯逮捕しようと目論みますが計画は失敗し、女性警察官たちがトンに捕まります。
ヤンたちはショッカーに扮して女性警察官たちを助けると、女性警察官たちはお礼に遊びに行こうとヤンたちを誘います。

 

女性警察官たちと仲良くなるチャンスだと思ったヤンはロク叔父(王晶)から「我愛碧咸」というスプレーを貰います。
このスプレーは相手に吹きかけるとどんな相手でもベッカムに見えてしまうという薬です。
ヤンたちが立ち去った後にトンと部下たちが現れ、8歩半歩いたら気絶してしまうという薬の「八歩半」と、どんな相手でも女優のアテナ・チュウに見えてしまう「熱愛朱茵」という薬をロクから貰います。

 

ヤンたちは邸宅で女性警察官たちを待っていると、女性警察官のエンジェル(韓君婷)の父親である警察官のアウ(馮淬帆)もやって来ます。
エンジェルたちに近づくヤンたちを警戒しているアウはウソ発見器を使ってヤンたちの本性を暴こうとしますが、ヤンの一途な想いに感銘を受けたエンジェルは邪魔なアウを気絶させます。

 

アウが気絶したので早速ベッカムに見える薬を使うヤンたちですが、ロクから渡された薬は偽物で、淫乱になってしまう薬でした。
そこへトンたちが現れ、キョンと女性警察官のレイラ(黃婉伶)が八歩半を撃たれて気絶します。
デブ公とエンジェルも八歩半を撃たれて気を失いますが、アウが目を覚まして熱愛朱茵を奪ってトンの部下たちに使用し、トンたちを追い払います。

 

トンがヤンたちを仕留め損なったので、ハウは部下のガイ(鄒凱光)にサムの工場へ行って始末するように命じます。
一方ヤンたちはサムが留守の間に体が縮んでしまう収縮水を風呂に入れ、帰宅したサムが何も知らずに風呂に入ると体が縮んでしまいます。
ガイと仲間がサムの工場に現れ、ヤンたちはお化けのふりをしてガイたちを怖がらせて気絶させます。

 

ビルの屋上で待つリックに対し、マンディはサムを助けて欲しいと頼みます。
再び現れたガイたちと闘うリックですが、勢い余ってビルから落下してしまいます。
ビルに到着したヤンはキョンの運転でハウの手下たちから逃げようとしますが、キョンはマンディを車で轢いてしまいます。
ビルから落下したリックと車に轢かれたマンディは全くの無傷で無事でした。

 

サムは黒社会から足を洗う決断をし、映画館でワーデイと接触します。
ヤンは潜入マフィアのワーデイを追いますが、正体を掴むことは出来ませんでした。

 

その後、ヤンはマンディの携帯電話に登録されていた番号を見てワーデイをビルの屋上に呼び出します。
ワーデイが潜入マフィアであることを自白すると、屋上で待ち伏せしていたアウやエンジェルたちが証人となり、自暴自棄になったワーデイはヤンを人質にします。

 

ハウと四大天王が現れ、サムと同じく黒社会から身を引くことを宣言すると、1人悪者になったワーデイは追いつめられます。
すると突然、女性警察官のシャロン(黃泆潼)が銃を構えて潜入マフィアであることを告げます。
かつて男性だったシャロンは性転換をして警察に潜入していたのです。
ワーデイたちは現場にいた人たちをエレベーターに押し込みますが、サムが駆けつけて黒社会から身を引いたことをワーデイとシャロンに告げます。
するとアウは今回の事件については無かったことにすると言い、事件は解決です。

 

ヤンはこれまでの話を映画化して欲しいと監督に頼みますがヒットするわけがないと断られ、監督は企画書を投げ捨てます。
たまたま道を歩いていた2人の監督たちが企画書を拾い、後に「インファナル・アフェア」を製作して大ヒット映画となるのでした。

 

ストーリーは支離滅裂です(^▽^;)
「ここまでやるか!」というパロディの数々!!
バリー・ウォン恐るべし!!!
私は本家の作品も大好きですし、パロディ作品も大好きなのでとても楽しめました(^O^)

 

でも言葉遊びとかスラングとか、当然香港人にしか理解出来ない笑いのツボがあると思います。
日本人である私がそれらを全て理解出来ないのは残念ですが、こればっかりは仕方ないですね。

 

関帝廟でお祈りするシーンで「關之琳(ロザムンド・クワン)」と名乗るおばちゃん(潘雁英)がやって来るのですが、「關(クワン)」とかけてるのかな?
あとデブ公を「黃家諾(ジミー・ウォン)」だと勘違いしていたけど、ロザムンド・クワンとジミー・ウォンは実際に昔付き合っていたそうです。

 

リック警視がイップ校長の葬式に参列しに行こうとするシーン。
パロディ版でも死んじゃうの?と思ったら、結婚式でした(笑)
人生の墓場ってやつですかい!!
もう自由に女をナンパ出来ないので、ある意味葬式(笑)
原語では「無間地獄」って言ってた(爆笑)

 

サムが「吳君如(サンドラ・ン)」の紹介でタイのマッサージ嬢を連れて来るシーンがあるのですが、サンドラ・ンの夫がタイ育ちの中国人の「陳可辛(ピーター・チャン)」だから、タイ繋がりってことなんですかね??
ちなみにタイのマッサージ嬢に扮しているのは女装したヤンとキョンとデブ公で、おっぱい整形マシーンで四大天王の妻たちの胸をデカパイにしていました(;^_^A

 

サムの会合を監視するシーンでは超シリアスな雰囲気なのにワーデイは捜査と全く関係ない内容をマンディとやり取りしていたり、リック警視は競馬中継を聴いていたり(おいー!!!)
やってることがポンコツで笑えます( *´艸`)
サムがタイ人と麻薬の取引をするシーンのパロディなので、それを思い出すとさらに楽しい(笑)

 

ビルの屋上でリック警視が「ジョン・ウー式」と「ブルース・リー式」でガイたちと闘うのが面白い(笑)
ジョン・ウー式」は鳩が飛ぶ中で2丁拳銃で闘うスタイルで、「ブルース・リー式」は連続キックで闘うスタイルです( *´艸`)
本家でビルから落とされたウォン警視のシーンまで忠実にパクるとは凄すぎる(;´∀`)

 

リック警視は基本ヤンたちにナメられまくっています( ̄▽ ̄;)
警察学校でヤンの洞察力を試すシーンではリックをディスりまくるし、ヤンたちに潜入捜査を命じる時は「仆街(くたばれ!)」口撃されてるし(笑)
リックがビルの屋上から落下してもヤンはリックよりロレックスの心配してるし(;'∀')

 

精裝追女仔シリーズでは怪しい薬が出て来るのはお約束になっています(^^;)
ちなみに「碧咸(ベッハム)」とは元サッカー選手であるベッカムの中国語表記です。
「大衛碧咸(ダイワイベッハム)」で「デイビッド・ベッカム」です。
ご存じの方も多いと思いますが、朱茵(アテナ・チュウ)は香港の女優で、昔チャウ・シンチーと付き合っていたんですよね。

 

ラストで劉偉強(アンドリュー・ラウ)と麥兆輝(アラン・マック)らしき人たちが企画書を拾って「インファナル・アフェア」を製作しようとしていましたが、もちろん大嘘です(笑)

 

最後に本家とパロディの主要キャストを比較してみました♪
くだらなくて本当に面白いので本家を観た方はぜひパロディ版をご覧になってみて下さい(*‘∀‘)

 

●オリジナル版:ヤン(梁朝偉余文樂
●パロディ版:ヤン(杜汶澤)
本家ではキョン役だったチャップマン・トーがヤン役を演じております。
冒頭からいきなりハートの胸毛でコメディ全開です(^o^)
屋上でリック警視と密談するシーンは本家と同じく腕にギプスをしていますが、パロディ版は何で怪我をしたのか経緯は不明(^^;)

 

●オリジナル版:キョン(杜汶澤)
●パロディ版:キョン余文樂
青年時代のヤン役を演じたショーン・ユーキョン役を演じています(´∀`)

 

●オリジナル版:ディトロ?(林迪安)
●パロディ版:デブ公(林子聰)
キョンと一緒にいるからディトロのパロディかと思ったけど、役名は「肥秋(デブ公)」だから確証はないです(^^;)

 

●オリジナル版:ラウ(劉德華)
●パロディ版:ワーデイ(黃浩然)
華仔が演じたラウ役はレイモンド・ウォンが演じております。

 

●オリジナル版:ウォン警視(黃秋生)
●パロディ版:リック警視(陳百祥)
顔が全然似てないのにだんだん本物のウォン警視に見えてきてしまう自分が怖い(;'∀')

 

●オリジナル版:サム(曾志偉)
●パロディ版:サム(曾志偉)
なんとご本人が演じております!!凄い!!
警察署で食事をするシーンで食事をぶちまけるのも本家と同じなのですが、ヤンたちが残飯を浴びるという被害に遭っています(;'∀')

 

●オリジナル版:マリー(劉嘉玲)
●パロディ版:マンディ(余安安)
カリーナ・ラウが演じていたマリーはキャンディス・ユーが演じております。
劇中でリック警視とサムとマンディの学生時代の様子が描かれるのですが、みんな学生服なのが完全にコントです(笑)

 

●オリジナル版:イップ校長(許金峰)
●パロディ版:イップ校長(許金峰)
イップ校長はホイ・カムフォンご本人が演じています!!

 

●オリジナル版:容疑者(何華超)
●パロディ版:容疑者(何華超)
ご本人が演じています!!
取り調べを行うシーンも一緒ですが、パロディ版はゲイ役なので、ワーデイが襲われかけます(笑)

 

●オリジナル版:クワン(張同祖)
●パロディ版:大親分(王天林)
ハウの父親役ってことはクワンのパロディか。
パロディ版ではロブスター組の大親分です。
ちなみにロブスターは広東語で「龍蝦(ロンハー)」っていいます。

 

●オリジナル版:ハウ(吳鎮宇)
●パロディ版:ハウ(林曉峰)
フランシス・ンが演じていた役です。
絶妙な配役(笑)

 

●オリジナル版:ガイ(張耀揚)
●パロディ版:ガイ(鄒凱光)
ロイ・チョンが演じていた役です。

 

●オリジナル版:ビー(林家棟)
●パロディ版:シャロン(黃泆潼)
ビーはまさかの女性が演じています!

 

●オリジナル版:クワンの4人の部下たち(陳德森、黃岳泰、方平、敖志君)
●パロディ版:四大天王(苗僑偉、張國強、湯鎮業、莫少聰)
4人の部下たちもちゃんとパロディにしていて芸が細かい(笑)