ドラゴン・プロジェクト
■原題
精武家庭
■製作年
2005年
馮德倫監督のカンフーアクション作品です。
昨年、ようやく観ました~☆
ユー・シウボウ(黃秋生)
元スパイで、現在は接骨院を営んでいます。
チウ(午馬)
午馬さんの足のアップで始まるという衝撃のオープニング(笑)
あえて画像は載せなかったけど、興味のある方は作品をご覧あれ(笑)
チウの治療を終えると、シウボウは院内にある隠し部屋に向かいます。
隠し部屋の中にはスパイ映画に出てきそうな無機質な空間が広がっており、
電話で依頼を受けたシウボウは人質救出に向かいます。
忍者の扮装をした敵が現れ、闘います。
敵を全て倒すと、エラに倒した敵の数が実際と違うとツッコまれます。
シウボウは生徒達に自分の武勇伝を語っていたのです。
ナタリー(鍾欣桐)
シウボウの娘です。
蔡卓妍とのユニット、「ツインズ」のメンバーです。
歌の方は全然分かんにゃい(^-^;
現在は改名されて「鍾欣潼」の名前で活動されています。
エラ(蔡卓妍)
ナタリーの友達です。
シウボウのことをアンクルって呼んでたから親戚かな。
ジリアンはともかく、シャーリーンの女子高生役が
ちょっと厳しく感じる(^^; お二人、ほぼ同世代なんですけどね。
思春期のナタリーは父親を煙たがっています。
携帯電話にはシウボウからのラブコールが(;'∀')
電話に出ろ~、電話に出ろ~、もはや呪いです(笑)
あとナタリー達が何気なく歩くこのシーン。
サッカーの練習をしているフィールドの真ん中を
お構いなしに突っ切るのがちょっと笑える(;^ω^)
ニッキー(馮德倫)
ナタリーの兄です。調教師をしています。
彼氏のジェイソンと楽し気に電話で話すナタリー。
ジェイソンの紹介は後ほど。
ニッキーが帰宅すると、テレビのチャンネル争いから喧嘩が勃発!
激しい兄弟喧嘩です!!
エラがやって来て、何とか喧嘩は収まります。
しかしシウボウが持って来た食事をテーブルに置いた途端、
2人が争った為にテーブルの脚が折れます(;´∀`)
食事中、シウボウが面白い話を始めますが、スベります( ̄▽ ̄;)
メイライ(樋口明日嘉)
シウボウの妻です。写真だけでの出演です。
この方の本名は「明日香」なのですが、
広東語で、「香」という漢字はスラングで「死」を意味するので、
「明日嘉」という表記にしているそうです。
でも香港で名前に「香」って漢字使っている人、たくさんいるよなぁ('_')
多感な子供達と向き合うのは難しく、
亡くなった妻に愚痴をこぼすシウボウ。
大丈夫よ、お父さん。2人は照れてるだけなのよ。
思春期ってそんなものさ☆
ニッキーはエラといい雰囲気になり、
キス出来るかと思いきや悩んでいるうちに時間切れ(笑)
話それるけど、スティーブンの髪の毛サラッサラやな~。
子供達はシウボウがスパイである事を知りません。
父の話す武勇伝は作り話だと思っています。
たわいもない幸せそうな親子の会話。
そんなほっこりムードが一変。
ある場所では家族を人質に取られた男が監禁され、脅されています。
家族を人質に取られ、ホー(李家鼎)は全てを話しますが、
話し終えると殺されます。
悪い奴ってのはちゃんと話しても最後は大抵殺されるよね(;´Д`)
シウボウの接骨院に車椅子に乗った男と子供が訪ねて来ます。
ロッコ(王敏德)
80年代以降から数多くのアクション作品で活躍。
私が彼を初めて拝見した作品は、シンシア・カーン主演の
「クライム・キーパー 香港捜査官」だったかな。
ドニー様も大活躍されているのよね♪
アメリカ生まれなので英語は堪能ですが、広東語が苦手だそうで。
今作品の劇中の会話もほとんど英語です('ω')
ネルソン(Jacob Strickland)
ロッコの息子です。
ロッコは「タイ・チロン」という男を捜しているといいます。
勘の良い方ならタイ・チロンの正体が
誰なのかすぐにお分かりになると思います(-ω-)
12年前、テロリストと敵対するフィリピン政府を
アメリカ政府が支援した事に対する報復として、
テロリストはアメリカ人を殺害。
アメリカ政府はテロ組織の壊滅作戦を開始します。
政府の部隊に所属していたロッコは
香港にいる連絡員を暗殺するように命じられますが、
イギリスのスパイによって暗殺実行を阻まれ、
脊髄を攻撃されて半身不随の体になってしまいます。
自分を襲ったスパイが「タイ・チロン」という男である事が分かり、
捜していますが、現在はスパイを引退しているといいます。
スパイを引退したタイに別の身分を与えたのがシウボウだと突き止め、
ここにやって来たのです。
シウボウは自分ではないと答えると、
ロッコは意外にもあっさりと引き上げます。
ジェイソン(吳彥祖)
ナタリーの彼氏で、ミュージシャンをしています。
ナタリーに花と子豚をプレゼントするジェイソン。
ニッキーがジェイソンの前でいい子ぶるナタリーをからかうと、
また兄弟喧嘩が始まります。
今回はナタリーに軍配が上がります(^^;)
シウボウはカンフーの練習をしていないニッキーに対し、
腕が落ちると忠告。
シウボウはもし自分がいなくなった時、
妹の面倒を見れるのは兄のニッキーしかいないと言います。
再びロッコ達が現れますが、シウボウの答えは変わらず。
その後、ロッコの刺客達が現れ、シウボウに襲いかかって来ます。
左から順に以下の通りです。
タイガー(陳虎)
GJ(何超儀)
役名不明(樋口明日嘉)
一人二役です。
シウボウの妻役で出演されているから、
サングラスをかけているのかな?
キング(伍允龍)
看板を壊され、「精武跌打館」の「跌打」部分が無くなって、
「精武館」に(笑)シウボウがブルース・リーみたいになります!
ちなみに「跌打館(ディッダーグン)」は「接骨院」という意味です。
骨格模型の骨をヌンチャクのようにして攻撃するシウボウ。
楽しませてくれますわ~(*^▽^*)
しかしヌンチャクが折られてしまい、素手で闘いますが、
4人の猛攻に劣勢を強いられ、結局捕まってしまいます。
タイの居場所を吐くように拷問を受けるシウボウ。
スティーブンがイルカと戯れている様子がめっちゃ可愛い!!!
チウが接骨院を訪れますが、荒れ果てた様子を見てニッキーに連絡。
ニッキーが駆けつけ、2人は隠し部屋を見つけます。
飾られた写真を見て、ニッキーは父が元スパイであったことが
本当の話だったと知ります。
シウボウがなかなか口を割らないので、
ロッコは怪しい薬をシウボウに投与します。
シウボウは催眠状態になり、
メモリーカードにタイの情報が入っていると話し始めます。
カードはいつも子供達が肌身離さず持っている
お守りの中に入っていると告げます。
ナタリー達のお芝居中に、ロッコの刺客達が現れ、
身に着けているお守りのペンダントを奪おうとします。
校長はのんきに劇に夢中。
劇ではなくマジでヤバイので早く逃げた方がいいと先生に言われます。
校長(董偉強)
この方は主に照明のお仕事をされているそうで。
近年の作品だと「おじいちゃんはデブゴン(特工爺爺)」の
照明も担当されていたそうです。
ニッキーが駆けつけナタリーを連れて逃げ出します。
ジェイソンが車でやって来たので、2人はそれに乗り込みます。
ジェイソンに事情を話すと協力してくれるといいます。
刺客との闘いでペンダントが割れ、
中からメモリーカードを見つけるナタリー。
ジェイソンに解析を頼みますが、もう1枚必要だと言われます。
もう1枚はニッキーの職場にあるので、急いで取りに向かいます。
帰りの道中で刺客に襲われるニッキー達。
激闘の末、2人の刺客達を倒します。
敵が持っていた携帯電話が鳴り、
父親はメモリーカードと引き換えだと
ロッコに取引を持ちかけられます。
メモリーカードは2枚揃いましたが、
今度は音声認証が必要だというジェイソン。
シウボウの声が鍵になっているので、
ナタリーの携帯電話に入っているシウボウの声を使って
ジェイソンが音声認証を作成する事にします。
その頃、シウボウは自力で鎖を外し、
逃亡を図りますが、ネルソンに見つかり失敗。
この子、凄い身体能力だわ~!!
ジェイソンは音声認証の解除に成功。
ニッキー達はタイ・チロンの正体がチウである事を知ります。
急いでシウボウの所へ向かおうとすると、
なんとジェイソンはニッキー達を部屋に閉じ込めます。
実はジェイソンも元スパイで、仲間であるチウをロッコに
引き渡すわけにはいかないと、ニッキー達を足止めしたのです。
ジェイソンは一緒に逃げようとチウを説得しますが、
店と孫を置いて逃げるわけにはいかないと申し出を断ります。
このフワフワ~とした動きが楽しい(*^▽^*)
ジェイソンはチウにブロックを投げますが外れます。
ブロックを投げるって…本当にチウを守る気あるんかジェイソン!?
投げたブロックはタクシーの窓ガラスに直撃。
タクシーの運転手は羅家英でした~(*'▽')
今度はブロックがチウに当たり、
ジェイソンはチウを説得し続けますが、応じてくれません。
ダクトから脱出したニッキー達はシウボウを助けて欲しいと
チウに頼みますが、店と孫を残して危険を冒す事は出来ないと断固拒否。
しかしこのまま逃げ続けていても孫が人質に取られるかもしれないと、
ニッキー達は必死にチウを説得します。
悩んだ末、シウボウから身分を与えられ、
その恩に報いるべく、チウはシウボウの所へ行くことにします。
裏切者のジェイソンを蔑むニッキー達ですが、
ジェイソンはチウの説得を諦め、車の鍵を渡してくれます。
シウボウが捕まっている西貢の埠頭へ向かいます。
シウボウはタンク(詳しい名称が分からない)に閉じ込められ、
酸欠寸前のピンチ!!
ニッキー達が現れ、ついにロッコはタイと対面します。
ロッコは3人を生きて帰すつもりはありません。
ロッコはチウを殺さずに自分と同じ体にしろと部下に命じます。
チウのピンチにニッキーが助けに入ります。
一部はスタントを使用されていますが、ほぼスタントなし!
スティーブンもジリアンもなかなか凄いアクションです!!
さすが袁家班指導(*'▽')
タイガー(陳虎)はウーピンさんのお弟子さん。
マトリックスやキル・ビルでアクション指導を担当。
もんの凄い動きです!!ラスボスレベル(;゚Д゚)
そんな強いタイガーを何とか倒すナタリー。
シウボウを助けようと、
閉じ込められたタンクの覗き穴を割ろうとしますが、
強化ガラスなので簡単には割れません。
すると曇ったガラスに的を描き始めるシウボウ。
それを見たナタリーはシウボウから教わったカンフーの突きを思い出し、
ガラスに向けて突きを繰り出します。
中心に力を集中させ、ガラスは見事に割れ、シウボウを救出します。
実際にこんな突きやったら絶対に手、折れる(;'∀')
ニッキーの前にはネルソンが立ちはだかります。
この少年の棒術がホント凄いわ~!
なんだかビリー・カーンを思い出すなぁ。
ニッキーも棒術で対抗し、ネルソンを倒します。
しかしロッコが車椅子でニッキーに突っ込み、
壁に衝突させようとします。
衝突寸前でニッキーは車椅子から抜け出して衝突を回避。
ロッコは衝撃で振り落とされます。
父をかばうネルソン。
ロッコは殺せと自棄になりますが、
ニッキーはとどめをさしませんでした。
ここでロッコを殺したら確実にネルソンに復讐されそう。
復讐の連鎖になっちゃう…。
シウボウを救出し、一件落着。
ジェイソンはナタリーとやり直したいと訴えますが、
ナタリーは嫌がります。
ジェイソンが諦めて身を引こうとすると、
「そんな簡単に諦めちゃうの!?」と怒られます(^^;) 女心って…。
何はともあれ2人は仲直り♪
ニッキーは再びエラといい雰囲気になりますが、
またもやキス出来ず…(;´∀`)
家族の事を1番に考えなければならないので、
これ以上チウの面倒は見切れないとぼやくシウボウなのでした。
おしまい♪
エンター・ザ・フェニックスも面白かったですが、
この作品も面白いです♪
黃秋生の親バカぶりも最高です!
ただ定石通りのシナリオなので、
もう少し遊んでも良かったかなって思ったりします。
ニッキーがせっかく調教師の仕事をしている設定なので、
それを生かしたアクションとかあったりしたら面白いと思うけどな♪
あとエラちゃん(蔡卓妍)の出番がもっと多ければ、
さらに楽しかったのかなって思います。
ラストのバトルシーンで皆を援護したりとかね。
いい感じのキャラクターなので☆
特別出演なので、仕方ないのかな( ..)