めぐちゃんの香港映画感想ブログ

ネタバレおもいっきりあります。

悪漢探偵

悪漢探偵

原題 最佳拍檔

製作 1982年

めぐちゃんの満足度 ★★★★★

 

許冠傑(サミュエル・ホイ)&麥嘉(カール・マッカ)コンビが活躍するコメディスパイアクション作品、「最佳拍檔シリーズ」の第1弾です。

 

怪盗のキングコング(許冠傑)はダイヤモンドの取引が行われているビルの一室に突入し、ダイヤの入ったアタッシェケースを奪います。
キングコングの相棒であるハウ(石天)に一旦ダイヤを預け、キングコングは逃走します。

 

ダイヤの取引をしていたイタリアンマフィアのモンティ(Jimmy Shaw)はボスにダイヤが盗まれたことを報告します。
現場に白い手袋が残されていたことから、怪盗の白手袋(Robert Houston)の仕業だと思い、白手袋を問い詰めます。
しかし彼の仕業ではないことが分かるとボスは香港へ行ってダイヤを取り戻すように命じます。

 

警察は白手袋の犯行だと睨み、アメリカからアルバート刑事(麥嘉)を派遣し、気が強い女刑事ホー(張艾嘉)を助手に任命します。
警察だとバレないようにアルバートとホーは夫婦を装い、捜査することになります。

 

情報屋(韓國材)からキングコングの家を教えてもらい、張り込みます。
自宅から出てくるキングコングを追うホーですが、現場に白手袋たちも張り込みを行っており、アルバートは白手袋を追います。
しかしお互いに取り逃がしてしまいます。

 

キングコングはハウからダイヤの場所を聞き出そうとしますが、命の危険を感じているハウは正確な場所は教えず、「2人の女性のタトゥー」と「九龍」という2つのヒントを伝えます。

 

ハウはマッド(陳星)の妹のメアリー(劉敏儀)と関係を持ち、これを知ったマッドは激怒します。
ハウは最後に「ダイヤの場所は薔薇」だと言い残し、マッドに殺されてしまいます。

 

アルバートキングコングを捕まえ、白手袋の逮捕に協力するよう命令します。
嫌がるキングコングですが、ホーの妹であるテンドン(古嘉露)が現れるとすっかり心を奪われ、ダイヤの秘密をベラベラとしゃべってしまいます。
会話を盗聴していた白手袋は、ダイヤの場所を突き止めるためにキングコングたちを利用することにします。

 

ハウはタトゥーを彫った記念に写真を撮っており、ヒントの「薔薇」とは写真屋の看板のことでした。
ハウの体にはダイヤの手がかりとなる2人の女性の名前と連絡先のタトゥーが彫られています。

 

アルバートたちは1人目の女性メアリーの所に行き、ヒントとなるタトゥーを確認しようとしますがマッドに見つかり、殺されかけます。
アルバートたちは何とか逃げ出しますが、怪我をして入院することになります。

 

アルバートたちをしつこく付け狙うマッドは病室のトイレに爆弾を仕掛けるため、修理工を装った手下を送り込みます。
この様子を見ていた白手袋はまだキングコングたちに死なれては困るので、急いで部下に爆弾を回収させ、マッドの車の中に放り込みます。

 

もう1人の手がかりとなるバレリーナのナンシー(陳令智)の所へ行き、ヒントを手に入れます。
2人の女性に彫られていた「数字とアルファベット」、そしてハウが言っていた「九龍」というヒントから九龍の地図を取り出し、海上にダイヤがあると推理します。

 

推理通りダイヤを発見するキングコングたちですが、白手袋にダイヤを横取りされます。
しかしキングコングはダイヤを偽物にすり替えており、これに気づいた白手袋が追って来ます。

 

キングコングは手榴弾や自爆式のミニカーを使い、白手袋の車を爆発させて追いつめます。
逃走を図る白手袋ですが、カーチェイスの末、運転ミスで湖へダイブし、泳げない白手袋は御用となります。

 

アルバートは白手袋に撃たれてしまったので救急車で搬送されます。
アルバートが死んだと思い悲しむキングコングですが、アルバートは死んではいませんでした。
ダイヤも無事に取り戻し、事件は解決です。

 

これぞ香港映画(*‘∀‘) 久々に観たけどやっぱ楽しいなぁ♪
当時大ヒットしたのが分かるような気がする。
やっぱいいわぁ80年代の香港(*´ω`)

 

内容はハチャメチャで、ダイヤの隠し場所のタトゥーを彫る女たち、遺産相続の本人確認のためにお尻の写真が必要だと言ったり、ぶっ飛んでます(笑)
この作品は細かいことを気にしてはいけません(^▽^;)

 

妹と関係を持っただけでハウを殺しにかかるマッド怖すぎ!!
でも殺され方がコメディなので、残酷な感じがしないのが救い(笑)

 

アルバートから好意を持たれていると思ったホーが急にしおらしくなるの可愛い(*‘∀‘)
気の強い女性ほど恋をすると女らしくなるっていうけど、実際どうなんですかね?

 

そして白手袋に胸を撃たれても死なないアルバート(笑)不死身か!

 

サミュエル・ホイはゴールデンハーベストからシネマシティに移籍してからの初出演です。

 

冒頭で2階からガラスを突き破ってバイクで地上に着地しているのはブラッキー・コーで、この作品でハイレベルなスタントを披露し一躍有名に☆
普通に考えたら2階から飛び降りるだけでも怖いのにバイクで飛び降りるなんて凄すぎ!!!

 

アルバートは刑事ですが、広東語では「光頭神探(クウォンタウサンタム)」と呼ばれていました。
光頭は「スキンヘッド」、神探は「探偵」という意味です。
警察官なのに何で探偵なんだろう??
広東語で「仕事がデキる人」という意味を指す「辣手神探(ラッサウサンタム)」という言葉はあるけど優秀な人をイメージした呼び名なのかな??
ちなみに広東語にも「刑事(イェンシー)」という言葉がありますが、日本のように警察官を指す言葉ではなく刑事事件などのことを意味します。
香港だと「刑事(けいじ)」は「警察(ゲンチャー)」です。

 

チャン刑事(施介強)の役名が「陳百強(ダニー・チャン)」だった(^^;)
ダニー・チャンとは80年代に活躍された歌手ですが若くして亡くなられています。
私はダニー・チャンの歌は分かりませんが、發哥主演の「誰かがあなたを愛してる(秋天的童話)」に出演されていた役が印象的でした。

 

黃百鳴(レイモンド・ウォン)、徐克(ツイ・ハーク)、林子祥(ジョージ・ラム)たちがゲスト出演されていました♪

 

主題歌は映画のタイトルと同じ「最佳拍檔(最高の相棒)」です♪
サミュエル・ホイが歌っています☆ この曲大好き~(*´▽`*)

 

実は別の作品をレビューしていたのですが、香港のニュースで石天さんの訃報を知って急遽こちらの作品をレビューすることにしました。
享年72歳。癌だったそうです。まだ若いよ…とても残念です。

 

私が初めて石天さんを観た作品は香港映画にハマるきっかけになった「酔拳」でした。
変幻自在の顔芸で数々の作品を楽しませて頂きました。
あと私がとても気に入っているのは、「男たちの挽歌II」の龍四(ルン)役ですね。
シリアスな演技と渋いルックスに一気にハートを奪われました。
謹んでお悔やみ申し上げます。